2007-01-01から1年間の記事一覧

  大晦日の始まりは雪

軽井沢で迎えた大晦日の朝。 雪ですv大雪です。寒い日が多かった今年の東京、それでも一度も雪にはお目にかからなかったので、これが僕にとっての初雪となりました。しんしんと降り積もる様はいかにも年の暮れ。寒さに凍えながらお風呂に向かう道のりも、風…

  日本力

星のや滞在中に読んだ本です。伊藤洋一氏の語り口が好きで、ラジオNIKKEI(ポッドキャスティング)で放送されている彼の番組を聴いたりはしていたのですが、著書を読むのは初めて。日本力 アジアを引っぱる経済・欧米が憧れる文化作者: 伊藤洋一出版社/メー…

  星のやにおける時間的停止と心の栄養について

一昨年の年末にも訪れた軽井沢の温泉旅館「星のや」に再びやってきました。今回は家族4人で。テレビなし、携帯電話圏外、窓の外は流れ行く川。そんな空間に身をおくと、自ずとそこでの時間の流れは停止し、心にはじんわりと「充電中」ランプがともり始める…

  不動産は生産される

日本は土地が狭い⇒土地は新たに見つかったりしないから、供給が増えることもない⇒ちゃんとした都心に不動産を持っていれば、大きく下がることはない。こんな論法をマンション販売業者の皆さんはよく使われるそうです。 確かに、300年前ならいざ知らず、新し…

  チキン大虐殺

クリスマス・イヴです。今年は三連休と重なったこともあって、22日から街は完全にクリスマス一色。昨日(23日)、欲しいものがあって池袋ビックカメラへ行ったのですが、とにかくすごい人・人・人。全てのフロアのレジ前には大行列。特に激しいのはゲームソ…

  上流階級は志次第

ここ2週間ほど、仕事関係の予定がぎっしりとカレンダーを埋めています。めっきり本を読む時間が減ったり、こうして自宅のPCに向かう時間が減ったりと、少しペースが変わりつつある年の瀬。師走ですね。 そんな中にあっても、大地に這い蹲りながらの匍匐前進…

  たこ焼きキングダム

最近買った電化製品の中で最高のヒットは、何と言ってもたこ焼き焼き器(名称がややこしいので、以下たこ焼きマシーン)。わずか千数百円で購入したこの装置、驚くべきことに屋台のたこ焼きの数倍は美味しくできる。外側カリカリ、中トロトロ。焼きたてをハ…

  自転車散歩

随分前に買った「東京自転車散歩」に続き、こちらも購入。埼玉・千葉自転車散歩作者: 丹羽隆志,中村規出版社/メーカー: 山と溪谷社発売日: 2006/06/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 44回この商品を含むブログ (9件) を見るロードバイクで走ることを必…

  生き物と物のちがい

新書コーナーに平積みされていた本を衝動買い。2日ほどで読み終えました。生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)作者: 福岡伸一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/18メディア: 新書購入: 56人 クリック: 1,487回この商品を含むブログ (1112件) を見る…

  Bourne Ultimatum

ボーン・アルティメイタム、観て来ました。 http://www.apple.com/jp/quicktime/trailers/tohotowa/bu/ ボーン・アイデンティティ、ボーン・スプレマシーの前二作に続く第三作であり、そして完結編。もともとはロバート・ラドラムという作家の本が原作なのだ…

  ミステリー物語

どうやら僕にとって小説というのは一つの栄養源であるようで、常に何かしら読んでいないと健康を維持できない。この間著書を読んだ船井幸雄氏(船井総研の創業者)は、事実のほうが断然面白いから小説や映画といった人間の作り出した物語は一切読まない、と…

  再びノム

巨人軍論 ――組織とは、人間とは、伝統とは (角川oneテーマ21)作者: 野村克也出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/02/10メディア: 新書購入: 3人 クリック: 25回この商品を含むブログ (79件) を見る以前に「野村ノート」を読んだ際、続けて読もうか考えて…

  お台場体験

台場が開発されて一大レジャースポットになったのはちょうど僕が東京にやってきた頃。それ以来、実は一度も遊びに行ったことがありませんでした。海の向こう側という意識がそうさせたのか、何とも不思議です。 苦手意識を払拭するため、というわけでもないの…

  身近な冬の風景

山に紅葉を見に行きたいなあ、と思っているうちに、いつの間にか東京の街路にも紅葉の姿。すっかり冬の風景が見られるようになっていました。 思えばもう11月も終わり。先週の半ばからは、まさに「身を切るような」寒さを感じる日も増えてきました。 空も、…

 風変わり?それとも?

最近読んだ本の中で、風変わりな経営スタイル・仕事スタイルをとる企業について書かれたものを2冊。発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法作者: トム・ケリー,Tom Kelley,ジョナサン・リットマン,Jonathan Littman,鈴…

  ニュースペーパーレスライフ

「よく生きていけるね。」という辛辣なコメントをもらうことが多いのが、「ここ3年間、新聞を全く読んでいない」という話をしたときです。「仕事で困らない?」困りません。「話題においていかれない?」そうでもないです。そう、新聞がなくたって、生きては…

  中原の虹

浅田次郎の小説「中原の虹」、最終巻である4巻が刊行されて、遂に完結となりました。前々作「蒼穹の昴」、前作「珍妃の井戸」と連なる中国・清朝末期を描いた一大歴史絵巻に、いったん終止符が打たれた形です。中原の虹 第四巻作者: 浅田次郎出版社/メーカー…

  震えるほどの景観

前日の夕暮れ、沈み行く太陽の光を浴びてピンク色に輝くマントクックを見たことで、すっかり期待に胸が膨らんで目覚めたマウントクック村滞在最終日。前日のトレッキングで少し足は疲れていたけれど、窓外を眺めた瞬間に思わず「やばいよ、これ・・・」と呟いて…

  遅れてきた冬 マウントクックは雪の中

(かれこれ2週間近く体調を崩しています。数日間発熱した後、長くせきと喉の痛みに苦しめられる、これが今の流行風邪の特長だそうで・・・。ようやくその苦しみにも慣れてきたので、日付を遡ってまた書いていこうと思います。) ニュージーランド最高峰のマ…

  ミルキーブルーの湖

ニュージーランドには、氷河から流れ出た水が貯まってできた湖がいくつもあります。ChristchurchからMt.Cookに向かう途中、そんな湖の中でも美しさで名高い2つを通過していきます。一つが、テカポ湖。原住民であるマオリの人々の言葉で「夜の寝床」を意味す…

  どこまでも続く・・・ NZの大地は茶・緑・白

小さな都会・Christchurchを後にして、バスでアオラキ・マウントクック国立公園内にあるマウントクック村に向かいます。片道約270kmの旅。 ニュージーランドに高速道路はありません。郊外に出ると「100」とだけ書かれた標識が道路の両側に現れるだけ。そう、…

  旅の始まり 青空の下のChristchurch

出発直前までいろいろなバタバタに追われつつ、何とかスーツケースに荷物を詰め込んで空港へと向かった15日の夕方。飛行機に乗る頃には、もうすっかり外は真っ暗でした。疲れが体の底から染み出してくるような感覚にうとうととしながらも、食事時にはビール…

  本当に美しい場所

多くの移動を伴う旅であることを考えて、コンパクトな一眼レフカメラ OLYMPUS E-410をカバンに詰めてニュージーランドへ。 今日日本に戻ってきました。本当に、美しい場所。そして、その美しい場所を守るために人々が真摯な努力を続けている国。心から感動し…

  スポーツビジネス

スポーツが「ビジネス」としてしっかりと成立している国というのは、アメリカ以外にはあまり見当たりません。僕の大好きな日本のプロ野球だって、球団経営できちんと単体で黒字を出しているチームなんてほとんどない。あれだけ大掛かりなスタジアムを構え、…

  タクシー奇譚

今日乗ったタクシーでの話。どうやらとても話好きなドライバーさんだったようで、よくある交通事情の話(今日は混んでいる、あるいは空いている」から始まって、目的地到着までの20分あまりの間ずっと話を聞くことに。 この20分の間にわかったドライバーさん…

  小石川における理想的な休日の昼間について

三連休、土日の二日間は好天に恵まれました。朝、窓を開けると涼しく爽やかな風が吹き込んできて、外は鮮やかな秋色の空。毎日眺めている窓からの風景だけれど、思わずレンズを向けてしまいました。 こんな素晴らしい陽気なのだけれど、来週に迫った大イベン…

  副都心線開通

東京に住み毎日東京メトロを利用していながら、今日になってようやく知りました、来年6月に開通予定の「副都心線」のこと。 僕の自宅に程近い池袋を起点に、北は東武東上線・西武池袋線と直通運転。都心部では新宿・渋谷を抜けて、やがては東急東横線とも直…

  一年前の今頃

デジタルで写真を撮って残すことの大きなメリットの一つ、それはいつでも簡単に昔の写真を呼び出して眺めることができるということ。PCの能力低下なのか最近とみに動作の遅くなったPhotoshop Lightroomではあるけれど、年・月・日ごとにきれいに整理されたア…

  小説の毒

長編小説を読み終えて手元に小説の在庫がなくなった日、書店で見つけて「たまにはいいか」と買った本です。はじめての文学 桐野夏生作者: 桐野夏生出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/08/15メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ…

  新卒採用という名のギャンブル

10月1日・2日、内定式に向かう初々しいリクルートスーツ姿の男女を見かける時期ですね。そんな時にふと考えるのが、企業にとっての新卒採用ということ。 僕自身、新卒で採用された会社を3年で去り、現在の仕事を始めて丸3年。新卒採用と中途採用という、異な…