ミステリー物語

どうやら僕にとって小説というのは一つの栄養源であるようで、常に何かしら読んでいないと健康を維持できない。この間著書を読んだ船井幸雄氏(船井総研の創業者)は、事実のほうが断然面白いから小説や映画といった人間の作り出した物語は一切読まない、と書いておられましたが、僕はそうは思わないタイプの人間。
ここ数週間は普段読まない種類の小説に手を出しました。それが「ミステリー」というジャンル。3冊立て続けに読んでしまいました。

天空の蜂 (講談社文庫)

天空の蜂 (講談社文庫)

宿命 (講談社文庫)

宿命 (講談社文庫)

理由 (新潮文庫)

理由 (新潮文庫)

1冊目の「天空の蜂」が一つの契機となったのですが、これがまさに偶然。本屋で背表紙を眺めながらブラブラとしている時に目に飛び込んできたのがこの本だったわけですが、目の悪い僕は「天空の峰」だと思ったのです。「お、東野圭吾って、登山の小説とか書いてるのかぁ。」などと的外れな想像をした上で購入、という顛末。
結果的にはこの1冊目が一番楽しく読むことができたわけだけれど、もちろんテーマは登山などではありませんでした。本を買う時は、裏表紙の概略くらいは読んで買いましょう、という教訓。でも、たまにはこういう偶然も悪くないかも。