ゲド戦記 the movie

小説を1ヶ月ほど前に読んだ「ゲド戦記」。宮崎吾朗の監督によるジブリ映画を観に行ってきました。ゲド戦記―宮崎吾朗監督作品 (THIS IS ANIMATION)
ストーリーは主にゲド戦記第三巻「さいはての島へ」の内容に沿った形(一部、第四巻の内容も)。とはいえ、小説を基にしながらもオリジナルテイストを巧みに加えた作品になっていました。
「わかりにくい」という評価をする人も多いという話を聞いていましたが、僕としては、とてもメッセージのはっきりした、十分に理解でき楽しめる内容だったというのが感想です。
何といっても圧巻だったのが、背景に使われたアースシーゲド戦記の中の世界)各地の風景の美しさ。夕暮れに映える海・草原・太陽・空・雲。「もののけ姫」ではその幻想的な森林の描写で観客を唸らせたスタジオジブリですが、今回は一転、朝焼け・夕暮れの海や空の描写が美しく仕上がる画作り。「こんな風景に実際に出会えたら、カメラを構えずにはいられないだろうな〜」というシーンがいくつもありました。
ファンタジーの世界に浸らせてくれた2時間あまり。1800円のチケット代なんて安いもんです。