値決めは経営
メディアダークに落とされて、Amazonさんで好きな本を物色することも叶わず浮気できなかったこともあって、 数ヶ月前に買ったまま手をつけられていなかったこんな本を開きました。
これまでにもプライシング理論に関する本はいくつか読んできましたが、それぞれに異なった切り口からの解釈がなされていてどれも面白い。「値決めは経営なり」とはよく言ったもので、値決めに臨む姿勢や哲学はまさに経営姿勢・経営戦略そのものを反映します。
本書に関して言えば、コンサルタントが書いた本だけあって定量的・分析的アプローチは実にわかりやすい。ただし、「おいおい、こんなデータ、実際に集めるのにどれだけコストかかるんだよ〜」と突っ込みたくなるような調査方法などもあったりと、いい意味でも悪い意味でもコンサルタントが書いた本、といったところでしょうか。
大手のマーケティングカンパニーは本当にコンジョイント分析なんてやっているのでしょうか・・・
ちなみに、僕の会社ではこんなことを言われます。「マーケティングリサーチなんて、コンサルに頼んだらいくらかかると思ってるんだよ?1000万は軽いぞ。自分たちでやったらタダじゃん!!自分たちでやるぞ!」体育会系の企業です、間違いなく。