スペースがあるというのはやっぱり豊かさなんだと思う
名古屋に引っ越して、いろいろなところで「豊かさ」を感じている今日この頃です。これは絶対的に名古屋がいいとかいうわけではなく、あくまでも東京から引っ越して来てすぐの人が感じるごく当たり前の、とても相対的な感覚としての豊かさなんだけれども。
今日の夜は仕事を終えて家で夕食を食べた後、ヨメが会社の餞別でもらってきたネスカフェのバリスタというインスタントコーヒーを使ってカプチーノやらカフェラテやらを作れるコーヒーメーカーで使うべく、それ用のインスタントコーヒーを買いに近所のスーパーに出かけました。
- 出版社/メーカー: ネスレ日本
- メディア: ホーム&キッチン
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そこで納得したわけです。店内広い!そして通路が広い。ゆったりしたスペースに、よく見る真っすぐの陳列棚だけではなく、アイランド型の陳列コーナーがかなり優雅に配置されている。これだけのスペースがあれば、確かにクルマ型のカートも大丈夫だ。
陳列棚のスペースそのものにも余裕があるようで、1種類の商品にも複数の選択肢が用意されているケースがほとんど。野菜にも果物にも、だいたい価格帯の違う同種の商品が陳列されていて、買い物客は自分の予算感にあったものを選べるようになっている。これも東京ではあまり見かけない光景。東京だと、スーパーごとに取り揃えている価格帯がだいたい固定されていて、「高級なものばかりのスーパー」、「安いものを置いているスーパー」というのが住み分けているけれど、こっちではどうやらそうでもないらしい。
余裕のあるスペースの中に商品がゆったりと陳列されている様子を眺めるともなしに眺めていると、やっぱりそこはかとなく豊かな気持ちになってくる。これはオーストラリアやアメリカのスーパーでも感じる感覚。ゆったり感というのは、やっぱり人間の豊かな気持ちを呼び起こすものなんだなあ。
とはいえ、これにも近いうちに慣れてしまうんだと思う。それは少し寂しいことですね。豊かさは豊かさのまま、ずっとそういう風に感じることができたらいいのに。
Kazuteru Kodera