人を動かす 自分を動かす

フォトリーディングで読書のスピードが速くなったお陰で、書店やアマゾンでの本の買い方が大胆になり、当然のことながら書籍に投じるお金もどんどんと増額されています。この本も書店での大胆買い(一度に6冊、8,000円超)の一つとして購入したもの。

人を動かす人の習慣

人を動かす人の習慣

平仮名で書いたら何のことかよくわからなくなりそうなタイトルですが、リーダーとなる人に向けた啓発書といった内容の本です。根幹にあるのは、「まずは自分を動かすこと。自分以外の『彼ら』(上司とか同僚とか・・・)のせいにするのではなく、自分のコントロールできることに意識を集中し、前進すること」。
自分のコントロールできることに集中する、というのは「7 habits of highly effective people」の中に出てくる「Concentrate on the inner circle(自分が影響力を及ぼすことのできる範囲に力を集中させる)」というフレーズに近い内容ですね。ここのところ外部の環境が変化していることもあって、仕事上の様々な出来事の要因を外部に求めがちになっていたことにふと思い至り、反省。
環境の変化というのは好ましいものであることが多いのですが、何かにつけてその「変化」自体に原因を求めてしまうのは悪いクセです。本当の原因は、変化に影響を受けて自分自身が変容しつつあること。自戒をこめて読みました。

他にもいくつか素敵なフレーズがありました。

私を幸せにするために世の中が存在するのではない。私の幸福は、自分の才能を世の中に奉仕するために使うときに得られるのである。寛大さをもって与えることこそ、測り知れない富をもたらすものだ。

私たちは選択するようにつくられ、そして自らの選択によって形成される

"彼ら"が問題なのだといい続けている限り、あなたが前進し、進歩し、人生を意義あるものにすることは不可能だと請け合ってもいい。あなたの人生に責任があるのはあなた自身であり、あなたの職場生活もまた同じである。