「ネットの世界に住むように生きる」こと、勉強すること

以前に紹介した梅田望夫氏が、こんな文章を書いています。
『ブログ・ブームは私の勉強法をどう変えたか』http://book.shinchosha.co.jp/foresight/web_kikaku/u115.html

Webを通じて勉強をする、という考え方に抵抗を示す方もいらっしゃるでしょう、「勉強っていうのは、机に向かって、本を読んだり、書いたりしてするものだ」と。正直なところ、僕も最初は少し抵抗がありました。

ところが、今はといえば僕の勉強スタイルもWebを中心としたものになっています。わからない言葉や理論はGoogleで調べ、Web空間で開講されている講座に参加して議論し、こうしてブログで自分の考えたこと、感じたことを書いているのです。

強く感じるのは、Web環境が発達した今日、「書いて覚える」なんていう勉強はもはや勉強ではない、ということ。誰もが日常生活のツールとして使っているPCとWebで、従来は記憶するべきものとされた情報なんて一瞬で手に入ってしまう。「蒸しご飯、炊いて祝おう大化の改新」なんて覚えなくても、「大化の改新」と検索すれば、学校の教科書の数十倍の量の情報を入手することができるのですから。

こんな文章を読みました。

今アメリカの公立学校に通っている小学生の息子たちの話を聞いていると、考える教育を受けているんだなぁと実感します。例えば、小学校3年生の息子の今日の宿題は子供用Times Magazineを読んで喫煙に関する自分の意見をまとめる、というもの。横からのぞいてみると、(ネット検索を活用して)ニコチンの健康の対する害、リラックス効果、など短所長所をまとめて自分なりに結論をだしているようでした。

現代を生き抜く力を養う勉強とは、こういうものなんだと思います。