鈴鹿エンデューロ

鈴鹿8時間エンデューロに参加してきました。初めての自転車大会出場、しかも場所はF1開催の使命を先日終えたばかりの鈴鹿サーキットと、感慨深い要素の多い1日でした。
前日の金曜日は大阪出張だったのですが、当然自転車を担いでいくわけにはいきません。東京⇒新大阪(仕事)⇒東京(自宅まで戻って自転車を準備)⇒名古屋と総移動距離1200kmあまりを経て終電での名古屋入り。その夜は実家に泊まり、翌朝友人ケンムーの車で鈴鹿に向かいます。


F1でも使用されたホームストレート前のピットを、参加者とその自転車がところ狭しと埋め尽くします。自転車は、ロードを中心に、MTB・クロスバイク・ママチャリと様々。それぞれ異なったレースに出場することになります。ロードのみ参加可能なレースもあれば、どんな自転車でもOKのレースもあり。
僕たちは4時間耐久男女混合エンデューロに参加。4時間の間に1周約6kmのサーキットを4人交代で何周走れるかを競います。とはいえ、あくまでも「鈴鹿サーキットを自転車で走る」ことが主目的だった我々。渋滞にハマって鈴鹿到着が若干遅れたこともあり、エンジョイすることを第一に走ることに。

こちらは同じ時間帯にサーキット上を疾走していた先頭集団。自転車への投資額はもちろんのこと、その体力・脚力の凄まじさに舌を巻きます。上り坂でこちらが喘いでいても、その横を猛スピードで車体をうならせながら抜き去っていく彼ら。あそこまでのレベルに到達したいとは流石に思わないけれど、ああいったセミプロ(中にはプロも)の方の走りを間近で感じることができるっていうのは幸せですね。

(もちろん知り合いの方ではありません。走り・自転車・スタイル、カッコ良かったので思わず・・・。)
12:00〜16:00までの4時間、交代しながら太陽の下を走り続け、沢山のいい汗と時速53kmの最高速度を記録して、無事にエンデューロは終了。順位が何位だったかなんて関係ありません。その時間を、自転車と友人と、鈴鹿サーキットという場所で楽しむことができた、それだけで十分に満足に値します。

夕暮れ時、サーキットの向こう側に見える遊園地の観覧車が何ともいい雰囲気を醸していました。一日が終わりに近づき、自転車の祭もいよいよその終焉です。少し寂しい気持ちになったけれど、「もう走れません」という気持ちも。僕自身は4周24kmを疾駆して、腿が少しプルプル。まだまだ修行が足りませんな。
名古屋に帰った後は焼肉で打ち上げ。走った後はビールと焼肉!何杯ビールをおかわりしたかもう覚えていないけれど、あんなに美味しい焼肉&ビールは本当に久しぶり。ありがとう!!

photo: Nikon D200 with TAMRON AF70-300mm F/4-5.6Di