権利錯綜 iTunes

m-flo inside-WORKS BESTII-
例によって、Amazonさんから「オススメCDが発売!」といった案内メールが来ました。ほぉほぉm-floじゃありませんか、そりゃ聴いてみなきゃね!でも、CDを買うより、iTunesでダウンロードした方が安いし早いもんね〜とITMSでクリック&ダウンロード!!
って、あれ?3曲しか入ってないじゃん・・・?Amazonさんによると、二枚組のアルバムってことになっているけれど・・・?

そう。こういうこともあるのです。iTunesの場合、提携しているレーベルの出したCDしかダウンロードできない仕組みになっています。当然のことながら、ライバルであるSONY MUSICから出されているアルバムにはお目にかかれない。
今回僕がハマッたのも、恐らくはこういう背景があっての罠なのでしょう。m-floのように、他のアーティストとコラボレーションした曲ばかりをCDに入れている場合、個々のコラボアーティストごとにその著作権についての合意がITMSとの間に成されていなけば、データのダウンロードサービスはできません。今回は、2枚組のCDのうち、そうした合意に達したのがわずかに3曲だったということなのでしょう。
上記はあくまでも僕の推論に過ぎませんが、全く同じジャケットデザインで、中身は10分の1。これは少し面食らいます。
どうか早く、こうした厄介な権利関係のゴタゴタを乗り越えて、音楽業界が消費者の利便性向上を目指してくれますように!!とはいえ、彼らもまた熾烈な競争の中で戦っている企業。そう簡単に「じゃあ仲直り」というわけにはいかないのでしょう。特に、著作権特許権といったような、オープンソースに馴染まない要素を商売にしている場合には、難しいですね。