遊びが最初
今日、こんな本を読み終えました。
- 作者: 大前研一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/07/07
- メディア: 単行本
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大き目の字とふんだんな写真、気軽に読むことのできる1冊です。そして、その写真の見事さに舌を巻く一冊でもある。とにかく美しい。心をむんずりと掴んで写真とそこに描かれた世界へと引きずり込んでいくような、迫力のある作品が数多く掲載されています。旅への憧憬は人類共通。そんな心のヒダにすっと手を差し入れてくる、そんな感想を抱きます。
旅行案内書であると同時に、大前氏の旅・人生についての考えにも触れられるこの本。こんな一節が印象的でした。
私は年に3回は長期休暇を取ることにしているが、その計画は毎年、年頭に立ててしまう。たとえば、三月の第一週はウィスラーでスキー、その他の冬の間の週末は奥志賀でスノーモービル。六月は山形でトライアルバイクの大会に出場し、七月はボート、八月は蓼科・・・というように、日程の決まっているものをあらかじめスケジュール帳に書き込む。仕事の予定はその次だ。
もし「三月の第一週に講演をお願いします」という依頼が来ても、その時期はスキーと重なるので迷わず断る。このように最初に休みを取ってしまうと、どれだけ忙しくても遊びの時間が確保できる。
僕も今年は年頭に休みの計画を立てようと心に決めました。遊びが最初、仕事はその次。こんな風に考えると、おおらかな心で毎日を生きることができるかもしれませんよ。
Photo : Ricoh GR-Digital at 初島