Evernote情報整理術

ヨメが先日参加したEvernote活用セミナーでプレゼントされた(質問がGoodだったので、らしい)書籍「Evernote情報整理術」を読みました。非常に実践的なEvernoteによる情報整理の方法が紹介されており、Evernote創始者が言う「第2の脳」という表現にマッチした形でこのツールを使うための方法論が紹介されています。

EVERNOTE 情報整理術 (デジタル仕事術)

EVERNOTE 情報整理術 (デジタル仕事術)

情報を片っ端からインプットして蓄積しておくためのツールとして紹介されることが多いEvernote、でも、そうしたインプットも加工されアウトプットされなければただの「収集癖の産物」になってしまいます。Input → Process → Outputという流れにそった活用ができなければ、本来の意味がありません。
そういう意味で、本書の中で解説されるノートブックとタグの両方を使った情報整理とアウトプットへの意識付けは有効。
具体的には、以下のようなプロセスを経ることになります。

1.収集された情報はいったん「Input」ノートブックに保存。
2.1日のどこかで振り返りの時間を確保し、「Input」ノートの内容を整理
 ・ペルソナ軸(仕事・家庭・ブロガー・個人など)
 ・情報の加工ステップ(未処理・加工中・アウトプット済み)の軸 
 の2軸でノートブックをわけ、それぞれに格納
3.さらに分類軸を加えたい場合などは、タグを付けて整理
4.情報加工のステップごとに、未処理→加工中、加工中→アウトプット済み となるよう思考の時間を作る

ざっとこんな感じで、情報入手・加工・アウトプットの流れを作り管理していくというイメージです。
インプット過多になっている人にとっては、それを着実にアウトプットにつなげていくことを容易にしてくれる考え方ですね。

Kazuteru Kodera