天職 あなたが就くべき仕事とは

どんな仕事が自分にとっての天職か、これは誰にとっても(ごく一部の天職に出会った幸運な人々を除けば)迷いとともに考えるテーマだと思います。僕自身もまた、自分の天職がどういうものなのか、現時点でははっきり見えているわけではありません。

とはいえ、この世に存在するあらゆる仕事を実際に経験してみることができない以上、「最も」という形容詞のつく形での天職は見つけようがありません。比較という行為の中からは、天職は見つけようがないということです。であれば、何らかの基準を自分の中に設け、それを満たした仕事あるいは仕事群が、自分にとっての天職という風に考えることになるでしょう。

僕は僕なりに、天職を定義するための基準をまずはブレスト的にいろいろと出してみようと思い、以下のようなことを考えました。ざっと出てきたこれらの候補を、そこから絞り込んで行こうと考えたのです。

①人より少ないインプットで、人より高いアウトプットが出せる仕事
②やっていて楽しい仕事
③やっていて疲れない仕事
④成長を感じることができる仕事
⑤自分が生きている意味を感じることのできる仕事

もっとたくさんのアイデアが出る人もいるかもしれませんが、以上は僕が2分とか3分とかでぱっと思いついたものです。
まず、②と③が相互に関連していると気がつきました。やっていて楽しい仕事なら疲れないものです。というわけでここは一つに統合。④もありそうですが、天職という表現とはちょっとしっくり来ないので削除。①が一番ピンとくる気がしましたが、とはいえ⑤が根本的には大切な気がします。

というわけで、現時点で残っている定義を並べてみると、こんな感じです。

あなたの天職とは、人より少ないインプットで人より高いアウトプットを出せる仕事であり、かつやっていて楽しい仕事。そしてそれが自分の生きている意味を感じられるような内容である。そんな仕事である。

文章が長いので、少し意訳してみます。すると、こんな風になりました。

あなたの天職とは、あなたが得意とし、かつ心から楽しめる仕事であり、あなたの生きている意味につながる内容をもった仕事のことである。

いかがでしょう?

Kazuteru Kodera