右脳を刺激する。雑誌で探検する異世界

人間には右脳と左脳があります。右脳は芸術性や空間把握、ビジュアル的なものが得意。一方の左脳は、言語、論理的なものが得意。とここまでは誰もが知っている話。
ところで、右脳人間と左脳人間という話は聞いたことがありますか?右脳を使うのが得意な人と、左脳を使うのが得意な人とがいて、それぞれ天性のものだという、あれです。腕を組んで右が上に来る人は左脳人間、左が上に来る人は右脳人間だという調べ方もあるようです。
右脳人間か左脳人間かというのは天性の部分が大きいようで、論理的な人がいきなりすごい芸術的感性を発揮したり、といったことはやはり起こりにくいそうです。だから、自分が右脳人間だと思う人は左脳人間を近くに置いてバランスをとる、などすると、効果があるのです。経営者だったら、右腕には自分と逆の脳力を持つ人材を充てるのがいいんですね。
日本人にはどちらかというと左脳型が多いようで、なかなか右脳をうまく使ってオリジナルなアイデアを生み出せる人が少ないと言われています。これからモノやサービスのオリジナリティが問われる世界になるというのに、何とも心許ない限りです。
そんな中、右脳を鍛える方法を知りましたグッドニュースですね。それが「雑誌」を活用したトレーニング。
脳は、普段よく使う機能をどんどん強化して、少ないエネルギーで作業できるように成長させて行くという機能を持っています。エネルギー消費をおさえて、少しでも生きられるようにするという本能です。逆にいうと、普段使わない機能については放置され、 下手をすると退化していってしまう。
そこで、普段使わないような脳の機能を刺激してやろうというのです。何をするかというと簡単で、普段読まないような雑誌、とくに右脳を刺激するようなものを買ってパラパラと読んでみる。例えば、インテリアの雑誌とさファッション誌とか。はたまた建築の専門誌とか。
写真や図はもちろん、記事にも普段は考えたこともないようなことが書かれていて、とても新鮮な感じがすることでしょう。こういう、「いつもと違う」という感覚が、脳に刺激を与えて機能強化へと駆り立てるわけです。
さっそく僕もインテリアの雑誌を買って読んで見ました。なかなか新鮮で、いろいろなところで使えそうな知恵が隠されていたりと、とてもいい経験でした。次はファッション誌にでもトライしてみようかな。
Kazuteru Kodera