サステナビリティという考え方

環境保護や企業の社会的責任(CSR)の観点から、サステナビリティ(持続可能性)について議論されることが多くなってきました。
持続可能性 - Wikipedia
短期的な視点での戦略や損得ではなく、長期的視野に立って持続可能性を考慮にいれた行動を個人・企業ともにとっていかないと、いつか手痛いしっぺ返しを食うよ、ということですね。持続させる対象は、地球環境・資源・企業組織などさまざまです。
短期的視野で行動してはいけないなんて当たり前、と言われそうですが、案外私たちは意識せずにそれをしてしまっているのかもしれません。それを痛感したのが、自分自身の健康について。
ここのところ体の調子が悪く、今日は仕事を休んで病院で検査。24時間心電図をとって心臓の不調を検査するというのを受けました(今も「検査中」です)。時折めまいがしたり息が苦しくなったりと、今までに経験したことのない状態が幾日も続いたため、意を決して病院に行った結果として、心臓と脳について検査をしましょうということに。その一環として、このような形で体に電極をつけて24時間を過ごすことになりました。
医師の方の話によれば、特に大きな病気というわけではなく、上記の検査もあくまでも「念のため」とのこと。大きな苦痛を伴う症状でもないし、それほど深刻ではないとの診断に胸をなでおろしましたが、そこで考えたのがサステナビリティということ。
「長い目で見ればやっておいたほうがいいけれど、効果がすぐにわかるわけでもないから放っておいている」という事柄が、誰しもいくつかはあるのではないでしょうか。歯が時々痛むけれどひどくはないので放っている。運動不足だけれど害があるわけではないので運動していない。など身近なところから、地球環境への取り組みなど大きなテーマまで、いろいろと。
私が上記のような症状を出すに至ったのも、長い仕事時間・大学院での勉強と仕事の両立による睡眠不足などといった状況を放置してきた結果である可能性が高そうです。今回は心配した家族の強い勧めで病院に出かけましたが、それがなかったらいつもどおり放っておいたかもしれません。
人間は短期的な成果が目に見えないと、なかなか行動できないもの。一度静かな時間を作って、自分や自分の周りの人やもののサステナビリティについて何か行動すべきことはないか、考えてみたいと思います。