注文と同時に全ては決まっている

数ヶ月前まで、夕食に炭水化物を摂取することをやめていました。体脂肪の測れる体重計を買ったことが大きかったけれど、自転車でのパフォーマンスを高めるために。
ところが、冬場になって自転車から少し遠ざかると、そんな節制はどこかへ吹き飛んでしまい、自堕落に好きなものを食べておなかいっぱい、という生活が続いていました。仕事で遅くなった夜に満腹になるまで夕食を食べ、2時間以内に寝てしまうという、健康管理上もっとも好ましくない形態・・・。
昨日・一昨日と自転車に乗ってみて、再び肉体改造への情熱を燃やし始めることになったのですが、今回は意識を一点に集中しようと決めています。
「注文と同時に全ては決まっている」ということ。そう、外に食事に出て(ほとんど外食のため)、食欲との戦いがもっとも熾烈に展開されるのは注文をする瞬間です。本当は一品で十分かも、と思っているのに、つい目先の欲求に負けて、あるいは「足りなかったらどうしよう」という誘惑に負けて、もう一品を付け加えてしまう。
サイドオーダーなり半餃子なりを注文した瞬間、あるいは「ライスサービスは?」の問いにYESと答えた瞬間、勝負はすでについているのです。テーブルの前に運ばれてきた料理に箸をつけずに帰るわけにはいかないわけで、注文時における戦闘に敗北した以上、その後の挽回はないのです。
裏を返せば、緒戦での勝利を確実なものにすることで、その後の戦いはかなり有利に運ぶことができる。追加オーダーをしてまで食欲を満たすというのは、多かれ少なかれ背徳の責め苦に苛まれる行為ですから。
結局は自分との戦いなのだけれど、こうして意識を集中するポイントを定めることで、ゲーム感覚で取り組めるようになります。効果のほどは、試してみなければわからないけれど。