ベーシックであるべし

電車の中で読んだ雑誌に、こんなことが書いてありました。「スーツを選ぶとき、最も大事なのは、ベーシックであるべし」と。チェックとストライプがあったらストライプ、ストライプと無地があったら無地を選ぶのがベーシックである、と。
こんな文章もありました。

そもそも相手に良い印象を与えるためには、服を着ている人の内面が魅力的だと思われる必要があります。(中略)例えばピエール・バルマンというオートクチュールデザイナーは、自著の中で次のようなことを書きました。ある女性をレストランに誘ったとする。彼女と別れた後で、服の印象が残ったならば、彼女の着こなしは失敗であった。逆に彼女の服は覚えていなくても、彼女自身の印象が残ったならば、それは立派な着こなしである、と。

装いは洗練されつつもあくまでベーシックに。本質は自己の内面をいかに輝かせるか。服装には気を遣っていたいとは思いますが、それ以上に気を遣っていたいと思うのは、やはり自分自身がいかに輝いているかということですものね。

photo ; Ricoh GR Digital