輝く朝日と冬の始まり

今日は珍しく朝6時に起きました。早めに出社して会議の資料を完成させなければならなかったためのやむを得ない早起き。とはいえ、冬の始まりをくっきりと予感させる冷たく引き締まった空気と、坂を駆け上がってくるような眩しい朝日を味わうことができた、とても素敵な朝でした。
冬、寒くて布団から出るのがイヤ、という人も多くなる季節です。でも、僕にとっては、こんな冷たく輝く朝の方が早起きできてしまうもの。去年の冬も、仕事が猛烈に忙しくなる前の1ヶ月ほど、5時半起き7時出社なんて珍奇なことをしていたものです。
こんな抜けるような青空と、凛と輝く朝日の下では、なぜかJAZZが耳には心地良く響きます。
Trio 65
焼きたてのフランスパンを割った時の「パリッ」とした感覚に似た、乾いたドラムが刻むリズム。そしてエヴァンスのピアノ。そんな音の流れにスイングしながら歩く朝の街なんて、なかなか味わえるものではありません。
冬は空気が澄んでくるのも気に入っています。鋭利な刃物の磨き上げられた切っ先のように透明感のある空気に頬を刺されつつ、新しい一日が始まる。そんな風に思えば、辛い「布団抜け」の苦行もまた楽しくなるものです。