酔いどれ自転車紀行 東京下町編②

Fire Houseを出て自転車で走ることしばらく、ついに見えてきました東京有数の観光名所。

浅草寺の風雷神門、通称「雷門」です。観光客を筆頭に、とにかく人が多い。人種もさまざま言葉もさまざま。江戸情緒溢れるこの街で、異国情緒に満ちた人ごみに飲まれるとは・・・。カメラ・ビデオカメラを手にした人の数も多い多い。
 
こうした観光地のメリットの一つは、カメラを構えて堂々とお店などの写真を撮れること。店員さんも心得てらっしゃるので、怪訝な顔などされません。普通の街で、例えばケーキ屋さんのショーケースと店員さんを写真に収めたりしたら・・・想像するだに大変そうです。
真ん中の写真は仲見世商店街の店頭で見かけた人形焼製造装置。ホクホク・アツアツの人形焼が、3秒に1個くらいのペースで焼き上がってきます。形は様々、鳥・雷門の提灯(写真右)・五重塔などなど。

人ごみに押されながら、写真の人形焼屋さんで5個150円の焼きたてを購入。和菓子の苦手な僕ですが、アツアツのあんこを中に収めた人形焼は予想外のおいしさ。東京駅でお土産に買う冷めたパック品と違います。さすがは産地直売(?)。おなかも落ち着いたところで(ハンバーガー食べて間もなかったのだけれど)、仲見世通りをはずれて一本裏手に。

半纏屋、骨董品屋などが並ぶ浅草寺脇の一角。相変わらず人通りは多かったけれど、メインストリートを少し離れた落ち着いた雰囲気の店構えが続きます。

店の軒下にこんな水桶が置かれていたりして。時代劇好きの僕としてはどうしても外せないシャッターチャンス。悪いヤクザ者に追われた町娘がつと身を隠すような、そんな風情(?)を感じます。

(③へ続く)