組織がプロ化するということ

タイで会社を設立して2年、本格的に事業活動をスタートして1年ほどが経過しました。まだまだ利益を出せる状態にはなっていないものの、お客様から定期的に注文をいただき、新規の取引に向けたさまざまな取り組みが行われ、ようやく「会社らしい」姿になって…

そもそも何のため? という質問の大切さ

社会人になって最初に就職した会社(銀行)には、当時の僕には存在理由のわからない数多くの書類や伝票、そしてそれらを扱う方法を定めたルールが存在していました。「事務マニュアル (正確な名前は忘れてしまいましたが・・・)」という電話帳くらいの厚さ…

日誌をつける、判断を記録する

愛読しているブログの一つに、「タイム・コンサルタントの日誌から」があります。その新年早々のエントリーを読んで、改めて業務日誌をつけるということの大切さを再認識しました。 習慣化の力 習慣化の力 : タイム・コンサルタントの日誌から これまでは、…

天正少年使節団は海外事業における「OKY」への有効な打ち手

海外で駐在している日系企業の駐在員の方とお話していると、「OKY」という話を耳にすることがあります。駐在している者同士、時に話題は双方の日本本社の悪口になってしまうこともあるもの。その中で、「OKYですよね、ホントに。」といった使われ方をします…

お金をどう使うか

今年のお正月、ムスメ(5歳・年中)は初めてお年玉で買い物をしました。昨年までのお年玉は、本人に特段ほしいものがなかったこと、金銭感覚というものがなかったことなどもあり、ダイレクトに銀行口座へ。そして今年。足し算や引き算が何となくできるように…

お正月読書

明けましておめでとうございます。世間は今日から仕事始めというところが多いようですが、僕の日本の勤務先は今日まで休み。自動車業界はおおむねそのようですね。一方、僕のタイの勤務先は今日が仕事始め。どちらに所属しているのか不明確な自分はどちらの…

ニッポンの仕事観 仕事は辛く大変なもの?

「お父さんは昼間、会社で汗水垂らして頑張って働いてる。そのお給料であなたはご飯が食べられている。」こんな話を母親から聞かされたことのある人は多いと思います。汗水垂らして、という言葉が入っているかは別として、このセンテンスから読み取れるメッ…

会社は友達を作る所じゃない?

「会社は友達を作る所じゃないんだ!しゃべってないで仕事しろ!緊張感を持て!」というのはよく日本の職場で聞かれるセリフです。間違ったことを言っているわけではないし、そうだよね、無駄話してないで仕事しなきゃね、と頷ける。 でも、職場内のコミュニ…

日本は何はともあれ成熟した社会

衆院選の話題は海外にいるとあまり身近に感じないのですが、今回は日本滞在中に不在者投票したこともあり、自分の選挙区の結果だけはチェック。残念ながら、というべきでしょう、投票した候補者(愛知で減税を訴える地域政党の候補者)は落選し、自民党候補…

タイの会社イベントに学ぶ組織活性化のヒント

タイの会社における一年でも最大級の社内イベントは、クリスマスシーズンに行われるニューイヤーパーティーです。厳密にはまだニューイヤーではない時期に開かれるのですが、一般的にニューイヤーパーティーと呼ばれ、全員参加のイベントとして定着していま…

出城を守っていたら本丸が焼け落ちて・・・

今回の日本での滞在は、主に「本丸」であるところの日本本社の将来に向けた活動という位置づけでした。新しいマーケティング施策の準備、組織強化提案、人材の採用 などに関する活動を集中的に行いました。 タイ事業もまだ軌道に乗ってもいないというのに、…

またデバイスを増やしてしまった

つい最近、6インチサイズのスマートフォンを新たに購入しました。でも実はこれ、携帯電話としては使っていません。携帯は従来通りiPhone。用途はもっぱら、小型のタブレットとして。 タイで仕事をしていると、とても車の移動が多くなります。まず会社までの…

「家族の存在を頭から消す」 ビジネストラベラーの悲しみ

今朝、朝食をとりながら読んでいたFinancial Timesの「Business Life」欄。このコーナーは仕事と生き方といったテーマを取り上げた中くらいの長さのコラム風記事が多くて、読みやすく気に入っているのですが、とても目を引く記事がありました。 数週間に及ぶ…

我慢強い人に支えられた組織は成長しない

タイで組織運営をしていく中で驚くこと、学ぶことはいくつもあるのですが、その一つに「我慢強い人に支えられた組織を作ってはいけない」という気づきがありました。組織としての不具合を社員が我慢することで運営されている組織は、中長期的に成長していく…

ばっさり捨てる。やめる。それは可能性の排除なのか?

ビジネスや芸術、スポーツなど各界で偉大な成果を挙げた人の書籍などを読むと、「○○はしないことに決めている」、あるいは「○○をすると決めている」という趣旨の言葉に出会うことが多い。 例えば、大前研一氏は「ゴルフはしない」「テレビには出ない」(これ…

35歳からのカラダケア2 記録と見える化

先日書いた新しい生活習慣の実行に加えて、もう一つトライしているのが、「記録と見える化」です。レコーディングダイエットなんていうのも流行りましたが、「何かを記録し続ける」ことによってそのテーマに継続的に意識を向けるようにするというのは効果が…

タイ 巨大工業団地の通勤風景

タイでの通勤の車の中で書いています。朝4時半に起きてからはや2時間半、少し眠気に襲われてきたので、ちょっとした眠気覚ましにタイの巨大工業団地の通勤風景について書いてみようかと思います。タイには、政府機関に認定を受けた巨大な工業団地がいくつも…

新しい生活習慣 35歳からのカラダケアはじめます

実は先月、ひどく体調を崩しました。もちろんそれは僕の人生の中で、という話で、もっと深刻な身体の不調に悩まされている方もたくさんいらっしゃるとは思うのですが、僕としては仕事も何もできなくなるような体調不良というのはなかなかないので、これには…

持ち歩くデバイスを減らしたい

生来のガジェット好きで、PC・スマートフォン・タブレットなどのデバイスを数多くトライしては元に戻して、といったことを繰り返してかれこれ10年近く。常に新しいものが市場に供給されてくる状況の中、いつまで経っても「これ!」といった姿にたどり着けず…

「好き嫌い」と経営

とてもタイムリーに良い書籍に出会いました。楠木健氏の「好き嫌いと経営」。14人の経営者(いずれもトップクラスに有名な方々)に、その好き嫌いについてだけを聞いていくというインタビュー・対談形式の書籍。テーマは対談の中でビジネスから食べ物、趣味…

パタヤに住むってどんな感じ?

昨年の3月から、一ヶ月のうち3週間程度はタイ チョンブリ県に位置するパタヤという街に住んでいます。チョンブリ県というのは、バンコク、ナコンラチャシマに次ぐ3番目の人口を持つ県で、チョンブリ・シーラチャー・パタヤが主要な街となっています。なぜパ…

成長速度と「備えあれば憂いなし」

あっという間に一週間が過ぎました。僕は週間計画という名前でその週にやることをリストアップして終わったら消していくのですが、何とか今週も少し週末の時間を使えばリストをクリアにできそうです。事業の成長速度について今回は書きたいと思います。とに…

ビジョンは国境を越えているか

前回の記事で、立ち上げ期を抜け出しつつある組織、つまり僕の所属するタイの子会社2社、の統合理念の喪失に対する危機感について書きました。ここでは統合理念といっていますが、実際のところよく使われる言い方にすると、ビジョンということになります。我…

「立ち上げ」の興奮とその後の罠

タイにおける子会社2社の「立ち上げ」という仕事をスタートして約2年(日本における準備活動も含めて)が経ちました。ちょうど2年前の今ごろ、海外における新拠点の候補としてタイという場所が挙がり、さて検討してみようかという動きが始まったわけです。 …

1年半ぶりのブログ投稿

1年半ぶりのブログ投稿です。合計700回近く更新されているこのブログでも、過去に何度か1年以上の空白期間が生じたことがあるのですが、中断の理由は「特になし」というものばかり。体調を崩したとか、仕事がめちゃくちゃ忙しくなったとか、そういったエポッ…

7インチタブレットとともに過ごす早起き時間

冬になると早起き活動を始めるという不思議な習性を持っています。誰しも寒い朝に布団から抜け出すにはエネルギーが要るもの。好き好んで冬場にだけ早起きなんてことをする人はいないのではないか?と思いますが、僕自身が早起き活動を始めるのはたいてい冬…

事件は現場で起きているが、それを正しく理解するには全体としてのストーリーが必要

「事件は現場で起きている」は、ビジネスの現場でもよくささやかれる言葉です。主に現場サイドの意見として、現場の最前線の状況を知らない組織の上層部を批判する際などに用いられることが多い。テレビドラマの中で使われたセリフが、これほどビジネスにま…

一日を生産者として始める。実践編

先日ここで紹介した、一日を生産者として始めるということについて、いくつか実践してみたので感想を書きます。 まず自分でも一番気に入ってるのが、朝食をきちんと作るということ。オムレツを焼き、簡単な野菜炒めを作ったり、パンを焼いたり、コーヒーをい…

 現実を直視する 「かもしれない運転」の経営

運転免許を取るために通った自動車学校。もう10年以上前のことなのでほとんど覚えていませんが、唯一といっていい記憶の中に「かもしれない運転」というのがあります。クルマを運転しながら、「まさかこんな道で飛び出してくる人はいないだろう」「まさかこ…

 日本の製造業にまつわる壮大なファンタジーについて

ここ数日は主に工場で仕事をしていました。これからも、工場で過ごす時間は長くなる予定です。そんな訳で、「日本といえば製造業、ものづくりの国でしょ!」というよく言われる話について考えてみようかなと思います。 結論から言うと、僕は個人的にこの「日…