ドバイに行ってきた 2.ショッピング嫌いも魅了するドバイモール

ドバイ観光の目玉の1つは、世界一の規模を誇るショッピングモール「The Dubai Mall」です。世界一高いビルとして有名な「バージュ・ハリファ」(モールから直接アクセスできる)と併せ、数多くの観光客が世界中から訪れて賑わっていました。 モール内の風景1 …

ドバイに行ってきた 1 .外国人が支える都市

家族とドバイに行ってきました。4泊5日の短い旅でしたが、自身初めての中東旅行だったこともあり、旅の印象を書いておきたいと思います。 近代的なドバイの風景。手前の金色の構造物はドバイメトロの駅 ドバイは、アラブ首長国連邦の7つの首長国のうちの1つ…

AIマネジャーは組織のパフォーマンスを上げるのか

こちらの記事、とても挑発的なタイトルですが、個人的にはとても納得できるものでした。 一般企業のマネジャーの9割がAIに置き換えられる理由 | 横山信弘 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト 日本を始めとするアジア諸国の多くでは組織の…

現代の三河屋 Amazon echoは歌も歌える

先日のAmazon プライムデーで2,980円に値引きされたAmazon Echo Dotを購入しました。もともとGoogle Homeがリビングに設置されていた我が家。さらにAmazon Echo Dot(以降Echo)の投入となり、ますますAI化(笑)が進みます。 「ねえGoogle?」がうまく発音…

「この世界の片隅に」戦争を生きた人たちの意外な肉声

先日東京に出張した夜、ホテルの部屋で一人「この世界の片隅に」を見ました。ありがたいことにNetflixで公開されていたもの。 主人公「すず」さんの"ほんわか"とした人柄、物事の捉え方が、背景として描かれる戦時下という過酷な状況・世相との対比の中で清…

「健康」の定義を見直そう

「健康が何よりも大切」とよく言われます。「健康はお金では買えない(だからお金のために体を壊してまで働く必要はない)」といった言われ方もします。人生において健康の優先順位はとても高いし、健康であるという状態は健康ではないという状態より良い、…

電話をかけてくる人は失礼なのか? 礼儀1.0と2.0の狭間で。

突然電話をかけて来たり、「ご挨拶」と称して明確な目的もなく訪問してくるのは礼儀知らずのマナー違反ではないか、という記事が紹介されていました。 日本人は礼儀もアップデートできていない。礼儀2.0世代が感じる「相手の時間を奪う」非効率なマナー | BUSI…

天ぷらスガキヤ 天丼390円の衝撃はなぜ可能なのか

名古屋にゆかりのある人であれば必ず知っている飲食チェーン「スガキヤ」。主力はラーメン店ですが、運営会社である「スガキヤシステムズ」はうどん店も出しており事業の多角化も行なっています。 そんなスガキヤが6月に新しくオープンしたのが「天ぷらスガ…

ZOZOの「お任せ宅配便」 は誰にとっての救世主なのか

ZOZOTOWNが今年から始めた新しいサービス「お任せ宅配便」を3月に利用開始し、3月・6月と2回の宅配便を経験しました。 利用登録をすると、配送頻度(毎月・3ヶ月・6ヶ月など)・服の好み・タイプごとの予算(Tシャツの予算上限は〇〇円まで、など)・自分の…

「カエルの子はカエル」なら、親ガエルは子ガエルに何ができるのか

タイトルが「AI時代の子育て戦略」となっている本書。巷では「AIが普及してもなくならない仕事は何か?」という議論が盛んに行われていますから、 「AI時代に生き残れる職業ガイド(および子供をその職業に就かせるための指南書)」のような感覚で手に取る人…

社長はなぜ運転手付きの車で移動するのか その3 経営者は何をする人ぞ

「経営者は経営しなくてはならない」というのは、ファーストリテイリング(ユニクロ)の柳井正社長が座右の書にあげたことで有名になった「プロフェッショナル・マネジャー」の一節です。 プロフェッショナルマネジャー 作者: ハロルド・ジェニーン 出版社/…

社長はなぜ運転手付きの車で移動するのか その2 日本の「よき経営者」

前回の記事は、「階層主義的な文化の下では、組織の幹部は権威ある存在でなくてはならないから、相応の車(運転手付きであることも含めて)に乗ることを求められる」という話でした。 もう一つ別の視点として議論になりそうなのが、「経営者とは、かくあるべ…

社長はなぜ運転手付きの車で移動するのか その1 異文化視点から

最近、タイの会社で面白い事件(?)がありました。社用車としてリースしている車がリース期限を迎えて新しい車に買い替え(リース)ることに。そこで発生したのが「異文化間の壁」を感じさせる騒動でした。 その車は日本人駐在員のゼネラル・マネジャー(GM…

タイ人はどうして遅刻してくるのか

少し前に読んだ本ですが、とても多くの「なるほど」が得られた一冊にこちらがあります。 異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養 作者: エリン・メイヤー,田岡恵,樋口武志 出版社/メーカー: 英治出版 発売日: 2015/08/22 メディ…

雨の日に考えるタイの人々の幸福論

6月も終盤を迎えて、日本は梅雨まっさかり。今日は午前中の早い時刻こそ曇り空を維持してくれていましたが、午後に入ると強い雨が降り続いています。先日日本に帰国した際のフライトで聞いたCAの着陸時の機内アナウンスが印象的でした。「鬱陶いしい梅雨の…

外国人起業家を増やすには

先日こちらで紹介した「コンビニ外国人」という本の中で、個人的に興味を持ったテーマが「外国人起業家」です。 コンビニ外国人 (新潮新書) [ 芹澤 健介 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 新書 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 820円 日…

移民政策のない日本にどうしてこんなに外国人が働いているのか

こちらの本を読みました。 コンビニ外国人 (新潮新書) [ 芹澤 健介 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 新書 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 820円 ジャーナリストの著者が、日本のコンビニ店頭にどうしてこれほどまでに外国人の労働者の…

007シリーズを原作で読む

何を隠そう映画007シリーズのファンです。といってもロジャー・ムーアやショーン・コネリーが演じていた「古き良き時代の007」ではなく、ダニエル・クレイグが演じる最新シリーズが好みです。ボンドガールやハイテクな道具が脚光を浴び、ジェームズ・ボンド…

Kindle Fire HD 8 は買いか?

1週間前、日本を出てタイに向かう直前にKindle Fire HD8 を購入しました。Amazonタイムセールでなんと5,980円(プライム会員向け特別価格でも通常は8,980円)ということで、Apple製品以外のガジェットはここ数年購入していなかった私の禁を破るだけの破壊力…

組織がプロ化するということ

タイで会社を設立して2年、本格的に事業活動をスタートして1年ほどが経過しました。まだまだ利益を出せる状態にはなっていないものの、お客様から定期的に注文をいただき、新規の取引に向けたさまざまな取り組みが行われ、ようやく「会社らしい」姿になって…

そもそも何のため? という質問の大切さ

社会人になって最初に就職した会社(銀行)には、当時の僕には存在理由のわからない数多くの書類や伝票、そしてそれらを扱う方法を定めたルールが存在していました。「事務マニュアル (正確な名前は忘れてしまいましたが・・・)」という電話帳くらいの厚さ…

日誌をつける、判断を記録する

愛読しているブログの一つに、「タイム・コンサルタントの日誌から」があります。その新年早々のエントリーを読んで、改めて業務日誌をつけるということの大切さを再認識しました。 習慣化の力 習慣化の力 : タイム・コンサルタントの日誌から これまでは、…

天正少年使節団は海外事業における「OKY」への有効な打ち手

海外で駐在している日系企業の駐在員の方とお話していると、「OKY」という話を耳にすることがあります。駐在している者同士、時に話題は双方の日本本社の悪口になってしまうこともあるもの。その中で、「OKYですよね、ホントに。」といった使われ方をします…

お金をどう使うか

今年のお正月、ムスメ(5歳・年中)は初めてお年玉で買い物をしました。昨年までのお年玉は、本人に特段ほしいものがなかったこと、金銭感覚というものがなかったことなどもあり、ダイレクトに銀行口座へ。そして今年。足し算や引き算が何となくできるように…

お正月読書

明けましておめでとうございます。世間は今日から仕事始めというところが多いようですが、僕の日本の勤務先は今日まで休み。自動車業界はおおむねそのようですね。一方、僕のタイの勤務先は今日が仕事始め。どちらに所属しているのか不明確な自分はどちらの…

ニッポンの仕事観 仕事は辛く大変なもの?

「お父さんは昼間、会社で汗水垂らして頑張って働いてる。そのお給料であなたはご飯が食べられている。」こんな話を母親から聞かされたことのある人は多いと思います。汗水垂らして、という言葉が入っているかは別として、このセンテンスから読み取れるメッ…

会社は友達を作る所じゃない?

「会社は友達を作る所じゃないんだ!しゃべってないで仕事しろ!緊張感を持て!」というのはよく日本の職場で聞かれるセリフです。間違ったことを言っているわけではないし、そうだよね、無駄話してないで仕事しなきゃね、と頷ける。 でも、職場内のコミュニ…

日本は何はともあれ成熟した社会

衆院選の話題は海外にいるとあまり身近に感じないのですが、今回は日本滞在中に不在者投票したこともあり、自分の選挙区の結果だけはチェック。残念ながら、というべきでしょう、投票した候補者(愛知で減税を訴える地域政党の候補者)は落選し、自民党候補…

タイの会社イベントに学ぶ組織活性化のヒント

タイの会社における一年でも最大級の社内イベントは、クリスマスシーズンに行われるニューイヤーパーティーです。厳密にはまだニューイヤーではない時期に開かれるのですが、一般的にニューイヤーパーティーと呼ばれ、全員参加のイベントとして定着していま…

出城を守っていたら本丸が焼け落ちて・・・

今回の日本での滞在は、主に「本丸」であるところの日本本社の将来に向けた活動という位置づけでした。新しいマーケティング施策の準備、組織強化提案、人材の採用 などに関する活動を集中的に行いました。 タイ事業もまだ軌道に乗ってもいないというのに、…