Kindle Fire HD 8 は買いか?

1週間前、日本を出てタイに向かう直前にKindle Fire HD8 を購入しました。Amazonタイムセールでなんと5,980円(プライム会員向け特別価格でも通常は8,980円)ということで、Apple製品以外のガジェットはここ数年購入していなかった私の禁を破るだけの破壊力ある提案。もうこれは怖いもの見たさというか、試してみたくなってしまいます。(iPad Proをヨメに譲って以来タブレットなし生活だったのですが、やはり色々と不便だった。。。)

Amazon独自のOS(Androidベース)ということで、アプリをGoogle Playから自由にダウンロードというわけにはいきませんから、その他のandroidタブレットと同列に比較はできません 。ここでは純粋に「道具としてのFire HD 8」について書いておきたいと思います。

Kindle Fire HD 8、一言で言えば「読書と動画鑑賞の最強ツール」。最強であるがゆえに、それ以外に使い道を求めてはいけません。メール?やめておきなさい、Gmailアプリすら使えないのだから。SNS?まあいいかもね、でもカメラはオマケ程度の性能だし、文字入力は端末サイズと日本語入力ソフトの貧弱さからストレスフルです。新聞?日経電子版アプリはそこそこ使えるけれど、動作はモッサリ。もしかしてAmazon以外のアプリは意図的に遅くしていませんか?

この通り、あえて用途を拡張できないことに潔ささえ感じます。

一方で、Kindle版の電子書籍においてはその「コンテンツ紹介→ストアで詳細確認→購入→ダウンロード→閲覧→関連書籍へのアクセス」までの一連の流れが完璧なまでにシームレス。端末購入から1週間で、すでに小説2冊、ビジネス書2冊、漫画10冊を購入して読んでしまいました。まさに、Amazonホイホイです。iOSではAmazonアプリからのコンテンツ購入が厳しく制限されているだけに、この操作性の高さは圧倒的に便利と感じます。

動画について。Amazonとしてはプライムビデオに誘導したいのでしょうが、Netflix愛用者の私としてはついそちらを観てしまいます。Netflixアプリは動作・操作性いずれもiOS版と遜色なく、違和感なく利用できます。ちゃんとダウンロードもできます。スピーカーもiPad Proほどではないにせよ問題なく視聴できるレベルですし、愛用のApple Air PodsもペアリングOK。言う事はありません。

アウトプットは主にPCでやっていて、タブレットにPC代替となる多様な機能を求めない人。ベッド脇や外出先での読書や動画鑑賞に安価で高品質なタブレットがほしい人にはうってつけ。タイムセールが次回いつ開催されるかはわかりませんが、この価格なら落として画面が割れても心が折れる事はありません。

 Amazonのコンテンツ販売戦略にどっぷり浸かり、Amazonホイホイの中でもがきたい人はぜひお試しあれ。(何だか提灯記事みたいになってしまった。)

 

 

Fire HD 8 タブレット (8インチHDディスプレイ) 16GB

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