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ジブリ美術館にきて感じる物語のすごい力

今日はムスメを連れて「三鷹の森 ジブリ美術館」に行ってきました。ムスメを連れて行くのは通算3回目になります。僕とヨメは4回目。

4回目ともなると、特別展示を除けば一通り記憶の中にどんな展示がされていたのかは覚えているので、エントランスから始まるジブリの物語に彩られたその空間も、それほどの驚きなく落ち着いて眺めて行くことができます。言ってみれば、余裕がある。

そん中でつい目を向けてしまうのが、他の来場者の人たちの様子。カップル比率がやや高く、それ以外は家族連れか外国人のグループといった感じでしょうか。そんな多様な人たちが、目の前に現れる展示や壁の装飾一つ一つに目と心を奪われて、ジブリの物語を自分の中で再現しながら浸っている。すでに物語は来場者の記憶と心の中にしっかりと刻まれていて、さりげない装飾物や展示が目に触れただけでそれが再生され、独自の文脈の中でシーンが再生されたり感動を呼び覚ましたりしているのでしょう。

そんな姿を見ていると、つくづく物語の力はすごいなーと思う。あれだけの人数の、年齢も性別も趣味嗜好も違うたくさんの人たちが、同じ物語の上に乗っかって自分なりの思いや感動を抱くことができている。それも、物語を最初から目にしたわけではなく、そのほんの一部、風景やちょっとした小道具や、登場人物の顔を見ただけで。あたかもスイッチがかちりと音を立ててONになり、各人の頭の中で物語が自動再生されているかのよう。

4回目といいつつ、僕たち夫婦もしっかりとその来場者の一人として、物語のプラットフォームの中に浸って楽しい時間を過ごすことができました。ちなみに、今回の特別展示はオススメです。「ねこバスから見た風景展」と題されていて、ねこバスに乗ることができますし、そこからトトロの世界の美しい風景を見ることができます。

Kazueru Kodera