Twitterで起こる「勿体ないお化け」への対処法

Twitterを情報収集ツールとして活用するという話を最近よく耳にするようになりました。「Twitterを使っていないと情報感度が鈍る」といったコメントなども、各界のオピニオンリーダーから聞かれるようになっています。確かに、国内外の有力メディアはニュースヘッドラインをTwitterに発信していますし、何よりも第一線で活躍する人々の生の発言をそのままキャッチできるTwitterの力は大きなものです。
僕自身も、そうしたTwitterのメリットを最大化できるよう、いくつかの工夫をしています。その中の一つが情報の「勿体ない」感への対処です。今日はそれについて書いてみたいと思います。
利用者が急増しているTwitterですが、よく聞く悩みは「フォロー数が200や300を超えてくると、全てに目を通すことができず大事な情報を見逃している気がする」というもの。Twitterは情報がどんどんと流れていく川のようなものですから、川の水が一つのところに留まる事がないように、時間の経過とともにどんどんと新しい情報に更新されていきます。これを「勿体ない」と感じてしまうのですね。
この「勿体ない」感については、2つの対処をすることで克服できるのではないかと思っています。一つ目が「リストの活用」。Twitterには、フォロー先をグルーピングして管理できる「リスト」という機能がついています。これを使うことで、「見逃したくない」と思うフォロー先をホームフィードとは別に管理することで、可能な限り見逃しを減らそうというわけです。僕の場合も、「Daily Check」といったリストを作成して、必ずチェックしておきたいフォロー先はホームとは別にしています。
ただ、こうした「Daily Check」のリストもいつの間にかフォロー先が増えて読み切れなくなってしまうもの。1日のうちでTwitterウォッチにかけられる時間は限られていますから、どうしても全てに目を通すことはできなくなってしまいます。こんな状況に対して有効なのが二番目の対処法。それは「諦める」ということです。
諦めてしまってはミもフタもないように感じますが、先に書いた通りTwiitterは川のようなもの。流れ去ってしまった情報とは「縁がなかった」と考えてそのままにしてしまうという態度も重要です。勿体ないという思いに縛られて余分なエネルギーを消費するよりも、新しい川の流れに体を入れて、新鮮な水を感じることの方が大切でしょう。
また、実際にこうした態度をとっていても実は問題ないのです。そこがTwitterのすごいところ。何かというと「RT」という機能です。Re-Tweetの略ですね。他の人の発言を別の人が引用して拡散していく仕組みです。これがあるお陰で、例え自分が見逃してしまった情報であっても、世の中にその情報を「すごい、みんなに知らせたい」と思う人が多くいれば、近いうちにRTされて自分のところにまたやってくるのです。だから、諦めていても大丈夫、なのです。