ようやく手にした「1Q84」第3巻

別に入手困難だったわけではありません。ただ手に取らないままに数ヶ月を過ごしてしまったということです。先日ようやく書店で購入しました。

1Q84 BOOK 3

1Q84 BOOK 3

半分徹夜のような状況になってでも読み進めてしまった1巻・2巻と比べて、3巻は落ち着いて少しずつ読んでいます。それが内容によるものなのか自分のスケジュール感の変化によるものなのかはわかりませんが、やはり前回ほどの熱を感じないのは事実です。
これは必ずしも作品のせいというのではなく、ストーリーとストーリーとの間に間隔が開きすぎてしまったがゆえに体内の熱が冷めてしまったということではないかと思います。僕個人の体質のようなものですね。昔から、長編の連載小説や月刊誌の漫画などはその「ストーリーの熱」が冷めてしまうことが原因であまり没入することができなかったのを今思い出しました。
時間を見つけて通して読んでみるというのも手かもしれませんが、1Q84はあまりそういうタイプの小説ではないかもしれませんね。怒濤のように駆け抜けて読む小説というのは、やはり繰り返して読むのには向かない、そんな気がします。
Kazuteru Kodera