あなたは常に世界のエッジに立っているか

2日間のグローバル人材育成プログラムを終えました。会社を挙げて世界で活躍できる人材を早期に育成したいという戦略的意図をもって行われたプログラムだけあって、参加者の熱意には胸打たれるものがありました。6人に1人という高いハードルの選抜をくぐりぬけてきた「現場のエース」たちが一堂に集い、これから1か月続く研修プログラムと、さらにその先1年にわたって続く長期プログラムとに参加する予定。ぜひ世界を舞台に活躍していってもらいたいと思います。
今回、上記と同時に僕の心を動かしたのは、プログラムの講師をつとめた大学院教授の方のパワー、存在感、知識、経験。ビジネスの現場を経験した後にMBA留学を経てアカデミズムの世界に入った同氏。博士号を取得後は教授をする傍ら、大企業への戦略コンサルティングもこなすという多才ぶりを発揮する人物です。
研修の会場にはインドから直接やってきて、豊富な世界企業の事例を交えながら展開された講義は圧巻でした。何より、自らの研究分野を心から「好き」「楽しい」という気持ちを持っていることがひしひしと伝わってくる点が素晴らしい。「好き」からくるエネルギーで、研究内容も常に世界の最新事例を追いかけ、自分の足で取材し、経営者と話をする。だから錆びない。錆びないどころか、どんどんと輝きを増していく。
僕自身のロールモデルとなる人物、「この人のようになりたい」と思う人に出会いたい、と思っていたところに、神様は一つの偶然を用意してくれていたようです。
今はまだ興奮の中。少し冷静になったところで、ゆっくりと考えてみたいと思います。
Kazuteru Kodera