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 食べること 食べるもの

人間が食べ物を食べるということは、その食べ物に含まれているタンパク質を分解して自分の体に取り込んでその一部にすること。日本の土で育った食べ物を食べれば日本の、外国の土で育った食べ物を食べれば外国の、一部を体に取り込むことになる。
タンパク質に国籍などないのだから、そんなセンチメンタルなことを考えても意味はないのかもしれません。でも、外国の土地で育った食べ物を自らの体内に取り込むということは、つまり外国の一部を自分の中に取り込むことなのだという「感覚」が僕の中にあるのは事実。
今日は大学院の課題であるビジネスプランを作るため、ほぼ終日メンバーとミーティングをしていました。検討しているビジネスのテーマは「食」。
食べ物を、「おなかを満たすためのもの」とだけ考えている人はいないでしょう。それは確かに空腹を満たすためのものではありますが、同時に近しい人との団らんの象徴であり、心の安らぎの源であり、そして自らの体の源でもあります。
体の源、という定義をしたとき、日々の食事に対する目線は少し変わってくる気がします。口から取り込んだものがやがて自らの体の一部となって、その機能を支えてくれる。体にフィットしたもの、適切なものを接種すれば体の機能は正常に保たれ、フィットしないもの、ふさわしくないものを接種すればその機能は低下したり失われたりします。
人間にとって「適切な」食事というのには諸説があり何とも言えませんが、食の感情的な面での楽しみを損なわない程度に、健康的な食生活を心がけたい、そう思います。
Kazuteru Kodera