タスク管理の秘法はいずこに 電子と紙、分散と集中

日々のタスク管理、そして中長期の計画。そうした「取り組むこと」を書き留めて管理することは、価値ある日々を生きて行く上で必須です。そのために僕自身、これまでいろいろな方法を検討しては試し、検討しては試しというのを繰り返してきました。このブログでも、幾度にもわたってそのようなテーマを取り上げ、その時点での僕の「解答」をご紹介してきました。
今回は、またしてもそんな話です。現時点で僕が抱えている最大の問題は、1.中長期を描く「手帳」と、2.短期のタスクやスケジュールを管理をする「iPhone」とが別個に存在しているということ。
かつては手帳が短期と中長期の双方を司っていたため、常に手帳を見ていれば長短双方の視野から眺めることができていたのです。しかし、入力の容易さとインターフェースの秀逸さ、そしてGoogleとの連携などから、いつしか短期のタスク管理やスケジュール管理はiPhoneへと移行。現在のところ、アポイントメントの管理とタスク管理はGoogleカレンダーと連携したiPhoneアプリ。1週間の計画およびそれ以上の中長期計画については手帳と、完全な「分離状態」。おのずとiPhoneに接する時間が長くなるため、せっかくカレンダーやらタスク記入欄のついている分厚い手帳はほぼ開かないという日々が続いています。
重たい手帳を毎日持ち歩いているのが労力の無駄という側面もあるのですが、それ以上に、これでは短期の目線のみで日々を運営することになってしまい、何だか日々をあくせくと動いているだけという状況になってしまいます。最終の目的地を知らずに、一日一日の行き先だけを朝告げられて歩き続けるようなものです。これでは精神的に疲れてしまうし、最終の目的地に到達することが難しくなってしまいます。
こう書いてくると、「それなら中長期もiPhoneで管理すればいいじゃないか」と言われてしまいそうです。しかし、そこには大きな問題があります。中長期の計画についてはマインドマップや付箋を使って作ることが多いのです・・・。iPhoneにもマインドマップソフトはありますが、日常的に眺めるといった使い方には不向き。もちろん付箋はありません。
以上を踏まえて、現時点での「解答」は以下の通りです。
1.iPhoneによる短期のタスク・スケジュール管理はそのまま継続
2.中長期については携帯性に優れた小型のノート(モレスキンのコンパクトサイズ?)
両者ともサイズはほぼ同じで、ポケットにも入れられる大きさ。常に携帯して参照するという意味ではこの組み合わせがいいかな、と考えています。マインドマップを描くには小さすぎるということはもちろんあるのですが、携帯性を優先する方がいいという気がしています。
このようにして、日々の試行錯誤は続いて行くのです。
Kazuteru Kodera