英語情報へのアクセス フィルター構築の必要性

日常的に触れる情報のうち、何パーセントが日本語以外の言語ですか?僕も含めてほとんどの日本人は、99%以上が日本語なのではないかと思います。(もちろん、看板に書いてある「ローマ字」とか和製英語は抜きです)
日本は世界でも有数のインターネット普及国で、1億2千万人のうち75%がネットに接続している状況です。そのため、ネット上における日本語のシェアというのはけっこう高い(下記参照。日本語は4位です。)とはいえ、世界で交換されている情報のうち、最上位にランクされるのはやはり英語です。

INTERNET WORLD USERS BY LANGUAGE
http://www.internetworldstats.com/stats7.htm

こちらのデータによると、ネット上の英語人口は約5億人、全ネットユーザーの27.7%を占めるという状況になっています。これは日本語の約5倍。2位に中国語が僅差で迫っているという状況も驚きですが、13億人の中国人口を考えれば自然。今後は、英語圏であるインドと中国とのネット人口増加率競争が起こるのでしょうね。
前置きはさておき、このような状況から最近何を考えているかというと、「日々接する情報のうち、英語の割合を増やしたい」ということ。朝から晩までに接する文字情報/音声情報には、ニュース/ブログ/twitter/その他ウェブサイト/メール/書籍/雑誌・・・などがありますが、少なくともこれらのうち30%を、まずは英語へと切り替えていきたいと考えています。それが、自身の情報アンテナのグローバル化につながることはもちろん、視点の多様化や英語で議論をするベースにもなってくるだろうと考えるからです。
ここで問題になるのは、「何を?」ということ。日本語と比べて読むスピードはかなり落ちるのは避けようもない事実。限られた時間の中で、質の高い情報を選別してアクセスしていくには、何らかの「フィルター」が必要です。
現在、日本語情報についてのフィルターという意味ではtwitterとブログが有効に機能しています。各界を代表する人物や、無名ながらキラリと光る思考をもった人物のtwitter上での発言やブログなどで取り上げられた書籍や記事を優先的に読んでいるのです。これが非常にタイムセーブになるし、ある一定以上の質の情報や思考に触れるという結果にもつながっています。
その英語版を構築したい。これが当面の課題です。もちろん、誰にでもあてはまる「万能フィルター」などというものはありません。僕自身の興味/関心に沿ったもの、意識的に深めたいと考えている分野について、鋭い視線をもった人物や企業の提供する情報に耳と目とを澄まさなくてはなりません。言語の切り替えですから、労力をともなうのは当然ですね。
Kazuteru Kodera