たった一人でも、日本のために声を上げよう 

このすばらしい日本(があり)、すばらしい子どもたち、お年寄りがいる。政治家が悪いと愚痴を言うだけではダメ。たった1人でも声をあげて立ち上がらないとよくならない。ここに来た人、(シンポジウムを中継した)UStreamで見ている人、Twitterでつぶやいている人、日本のために声を上げよう
孫正義@ブロードバンド推進協議会 CNET Japanより

日本はもうダメ、早く脱出しよう!と思っていた僕の心に刺さるコメントでした。
素晴らしい日本、それは以前のエントリにも書いた通り「国家」ではないだろうと思う。日本の持つ美しい自然、日本に住む繊細かつ勤勉な人々。無限の可能性を持つ子供たち。そんな自然の姿や人の姿を思い浮かべる時、この場所から「脱出する」という発想は胸を苦しくします。
ではどうしたらいいのか?「声を上げよう」の先にある姿を思い描かなくてはいけない。必要なのは、上がった声を統合して形にしていくリーダーシップなのか?それ以前に、声を上げる人たちが「この国は変わることができる」と信じることなのか?そのためにはどうしたらいいのか?
いずれにしろ問いに対する答えに共通する要素は「人」だろうと思う。この国は人が集まって形作られていて、人々がよりよく生きるために作ったシステムが国なのだから。それを変化の旅路へと導くのもやはり人だろう、と。
Kazuteru Kodera