新興国の衝撃1

今日からの数日間、先日ファシリテーターとして参加した新興国経営リーダー向けのリーダーシップトレーニングにおいて感じたこと、考えたことを書いていこうと思います。この経験は僕自身にとって「衝撃」という言葉でしか表現のしようのないものでした。あたかも黒船の巨大さとその艦砲の威力とに驚愕し、一挙に世界というものの存在を思い知らされた江戸末期の人々のように、僕の視座というものを大きく変える、そんなインパクトをもった出来事でした。
最初はまず、「彼らから学ぶこと」というタイトルで、日本人が彼らから学び取ることのできるポイント、別の言葉でいえば彼らの優っているところについて書きます。明日はその要因分析。どんな理由で彼我の差異が生まれているのか、について。
その後は視点を変えて、「我々から彼らが学ぶこと」について考えていきたいと思います。日本の、あるいは日本の経営のよいところについて改めて考えてみたいのです。新興国、途上国を単に援助の対象と捉えたり、いたずらに競争相手と捉えて警戒するのではなく、彼らにそうした「日本のよき経営」を伝えることで、互いに学び合い協力する新しいグローバル化の姿が見えてくる気がするのです。
最後に、「行動へ」というタイトルで今後の我々の行動と思考への展開を考えてみたいと思います。よりよい場所、よりよい未来を日本と世界にもたらすために、具体的にどんな行動、思考を僕たち日本人はしていくのか?大きなテーマにはなりますが、恐れおののかずに書いてみたい。そんな風に考えています。
Kazuteru Kodera