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 四当五落は本当か 睡眠時間と生産性の関係

四当五落」という言葉があったそうです。僕自身も大学受験をひかえた高校時代に教師から言われたことがありますし、最近も耳にしました。どんな意味か、御存じですか?
一日4時間の睡眠で我慢して勉強すれば合格し、5時間の眠りを貪ったものは落ちる、という、試験に向けた勉強の厳しさを説いたものです。もともとは中国の科挙に挑戦する子弟を叱咤するためにできた言葉だとか。それほどまでに科挙というのはシビアな試験だったということ。
それに、科挙に向けた勉強というのは、ほんの子供のときから始めたそうです。そして、平均の合格年齢は30歳半ば。つまり30年間にわたって勉強するわけです。おのずと、一日の睡眠時間1時間の差が、巨大な実力差となって出てくる、そういうことなのでしょうね。
では、現代の、それも試験とは無関係な大人にとってはどうでしょうか?やはり四当五落なのでしょうか?5時間眠るものは大成せず、4時間の睡眠で頑張る者は成功する?僕の個人的感覚としては、どうも違う気がしています。
睡眠時間と生産性について考えてみると、個人差はあるにせよ、6時間〜7時間眠ったほうが頭の回転が速いし、気力も充実してやる気が出て来ます。
一方、睡眠時間を削って活動時間とすることで着手できる事柄は増えますが、その処理スピードや創造性は落ちてしまう。そして何より、気力やパッションの点で不利な状況になる気がします。
脳科学の観点からも、ヒトは睡眠中に一日の出来事や情報、そして感情を整理しており、それを疎かにしないほうがよいとか。しっかりと眠った後に頭がすっきりとしているのは、そんな整理が終わった後だからなのかもしれませんね。
Kazuteru Kodera