ニッポン丸からの脱出に携行すべきもの グローバルライフの装備あれこれ その3

ニッポン丸からの脱出について四回目。今日は最後の装備品について考えていきたいと思います。最後の装備品、それはリーダーシップです。それも、異文化で力を発揮するリーダーシップ。グローバルリーダーシップと言ってもいいかもしれません。
異文化マーケティング力のところで挙げた「ともだち力」とも関連しますが、海外において自分の能力や知識だけで成功するというのはとてもハードルの高いことです。というのも、文化も習慣も、人々のメンタリティーもわからない中で、自分と自分の商品とを付加価値を最大化して売るのですから、それはハードです。
ではどうするかといえば、その土地や人間、市場に精通した現地の人々をリードして、自分のために働いてもらう、協力してもらうのです。知恵を借り力を借りることで、成功までの時間と行動量とをセーブする。そんな発想が有効ではないかと思うのです。
異国人である僕たちが、現地の人達をリードしていくリーダーシップ。これがニッポン丸脱出の携行品となるのはこんな理由からです。
こうしたグローバルリーダーシップを身につけていくプロセスは、なかなか一筋縄ではいきません。国内でもリーダーがいないと嘆いているのだから、海外となればなおさらです。正直なところ、僕も考えを整理し切れていません。また折を見て、このブログへのアウトプットをしていく過程で考えていきたいと思います。

Kazuteru Kodera