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ニッポン丸脱出に携行すべきもの グローバルライフの装備あれこれ その2

引き続きニッポン丸脱出についての話です。今日は装備しておくべきものその2。異文化マーケティング力についてです。
定義づけるなら、「日本とは異なる文化的背景を持つ場所で、自分自身や商品、サービスを"売れる形"に構築する能力」ということになるでしょうか。外国で生活を築いて行くにあたって、どんな仕事をするにせよ必要になるのがこの能力ではないかと考えています。
現地の企業やその他の組織で仕事をするにせよ、自分でビジネスを立ち上げるにせよ、何かを「売る」ことをしなければなりません。自分をマーケティングして企業に売り込み採用される、自分はもとより自分の考えた商品を売り込んでビジネスを作る。日本でも少なからず必要な能力ですが、グローバルに通用するレベルの力となると少し勝手が違います。
現地の市場を理解し(環境分析)、現地の人々の目線でモノを見て考え、誰を相手にし、どんなポジショニングを「売り物」に与えるのかを決める(Segmentation, Targetting, Positionning)。そんなプロセスを、馴染みのない、想像と机上の理論だけでは何もわからない場所で行うわけです。これまで日本で培ってきた「日本人の目線」の多くが的外れになるそんな場所でのマーケティング活動。
そんなマーケティング活動を成功裡に行える人の持つべき行動思考特性とはどんなものなのでしょう?
まず第一に、行動力にあたる「尻が軽いこと」があると思います。先に書いた通り、日本人の目線が的外れになるなるわけですから、現地現物をその目で見て、自分を現地化していくくらいの行動力が必要です。
次にネットワーキング、「ともだち力」ではないかと考えています。結局のところ現地のことはそこに何十年も暮らす人達に尋ねるのが近道です。彼等と友達になって協力してもらう能力は、成功には不可欠でしょう。これは次回に触れるリーダーシップの話とも関連します。
三番目は忍耐、「ネバーギブアップ力」。大抵の場合、何度も失敗することになるはずですから、いちいち挫けたりせずに、笑って再挑戦するあっけらかんとした精神があると強い。テストマーケティングなどで大失敗を回避しながら、小さな失敗から多くを学ぶことができること。
なんだかマーケティングなんてカッコイイ言葉の割にカッコ良くない感じですが、そんな愚直さが大切なんだと思います。
次回は最後の装備。リーダーシップについての話です。

Kazuteru Kodera