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Twitterがもたらす人間ネットワークの高速化

Twitterがここのところすごく話題になっています。著名人がこぞってアカウントを持ったり、いろんな業界のプロといわれる人たちが専門的な知見を披露したりと、新メディアとしての注目度はとても高い。
Twitterで発言することをTweetするといいます。日本語では「つぶやく」と訳されるようですが、TwitterでいうTweetって、やはり「さえずる」という方が自然だというのが実感。ピーチクパーチクと小鳥がさえずって、いつのまにか大きな音量になっていた、というような。
そんなTwitterを僕が始めてから半年くらいが経ちました。最初は何のことやらわからないという印象でしたが、その力が人間のネットワークに与える影響が大きいんじゃないかと最近は考えています。
通常、人は5つくらいの種類の異なるネットワークに属しているといわれます。会社の同僚、学校の同級生、家族や親戚、前の職場の同期、クラブの先輩後輩、趣味のグループなどなど。大きさは異なるとはいえ、何らかの共通点をもつネットワークです。
そんなネットワークの中にいるとき、人は安心感を覚えます。共通点があるから、あるいは面識があるから。逆に、そんなネットワークの外に属している人との間には、高い壁を感じてしまう。たとえ共通点がどこかにあったとしてもそれは表からは見えないことが多いですよね。
そんな、自分のネットワークである「安心領域」から積極的に出ていって、新しいネットワークを構築するのはちょっと骨の折れる作業です。ネットワークになるための共通点を見つけ出さなきゃならないとか、相手の人となりを知らなきゃいけないとか。
Twitterは、そんな「ネットワークの外へ」の活動を強力に後押しするツールになり得るんじゃないかというのが、僕の最近の考えです。
著名人でない普通の人のTweetは、まずその人の属するネットワークの人々(リアルの友達や知り合い)にまず読まれます。例えばそのTweetが興味深かったり面白かったりした場合、それは友達の手によってRetweetされ、Tweetした人とは繋がのない、つまりネットワークの外の人々に伝えられます。あとはその連鎖。どんどんとネットワークを経由して、最初の発言者が普通に生活していたら絶対にリーチすることのなかった人々の目に、その発言が止まることになる。
それを見た人が「これ、面白い!」と感じて発言者をフォロー設定すれば、それ以降の発言は中継ネットワークを介することなくダイレクトに伝わることになる。二人のネットワークの距離は一挙に縮まりお隣さんになるわけです。
Tweetを読んでいる中で「お隣さん」以上の距離を望むのであれば、ダイレクトメッセージを使って友達になってもいい。ここで二つのネットワークが完全に連結され、二人は同じネットワークに属することになる。
メールやブログSMSよりもはるかに高速かつ手軽に、ネットワークの外へと人は旅立つことができる。そんなツールTwitter。過大評価でしょうか?

Kazuteru Kodera