スキマ時間に何をするか?

時間活用術といった本を読むと、大抵の場合「スキマ時間の活用」というのが出て来ます。駅で電車を待つ時間、電車に乗っている時間など移動時間が主ですが、他にもレストランで食事が出てくるまでの間など、特にすることもなく一人で過ごす短い時間を有効活用しようという発想です。
このスキマ時間、カウントしてみるとけっこうあるもので、通勤時間がそんなに長くない人でも、一日に一時間程度はあるんじゃないかと思います。
そんなスキマ時間のやっかいなところは、大抵の場合、場所がけっこう制約的なことが多いということ。例えば朝の通勤電車の中では、たとえ時間があってもスペース的な制約から書き物をするのは難しい。ゆっくり静かに本を読むというのも、僕にはちょっと難儀です。
そんな時は携帯!という人が最近は増えていますね。携帯でテレビを見たり、ブログを読んだり。あるいはiPhoneなら新聞を読むことだって可能です。現代人は多忙ですから、サービスや商品を提供する企業はいかにそんな現代人に自社の商品やサービスを時間を割いて使ってもらうかにしのぎを削っています。そんな中でスキマ時間をかなりのシェアで獲得することに成功しているわけですから、携帯そして それにまつわるコンテンツビジネスが大きくなるわけですね。
かくいうこの文章も、スキマ時間にiPhoneによって書かれています。フリッカー入力というiPhone独自の革新的な入力方法で、かなり高速に文字入力ができるので、僕はスキマ時間をインプットだけでなくアウトプットにも使えるようになりました。
こうした一つ一つのイノベーションが、人間の時間の使い方を変えていきます。今から10年後、人の24時間はどのように使われるようになっているのでしょうね。それを想像してみるのも、ビジネスを考える上では有効だと思います。
Kazuteru Kodera