読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

就職希望先ランキングの衝撃

最新の就職希望先ランキング調査で、「公務員」が大手企業各社を押さえて1位になったというニュースがありました。これには衝撃を禁じえないです。
公務員になりたいと思う人がいること自体は何も否定的なことではないし、優秀な人材が公務員の仕事を担ってくれることは、われわれ市民にとってはいいことです。しかし、それが社会のマジョリティになることには違和感を感じるし、ましてやトップ獲得の理由が「安定していて安心」「一生働ける」「家族が安心する」といったものだったことを知るにつけ、うーんと考え込んでしまう。
公務員の最高峰である国家公務員をとって考えてみましょう。組織のトップ、企業でいうところの社長は、ハトヤマさんという決断力の少し足りない人物。母親から多額の「子ども手当」を毎月もらっていたことも世間を騒がせました。また、裏で会社の実権を握っているといわれるオザワさんという人がいて、彼は会社の運営には直接関係ないポジションにも関わらず、いろいろと影響力を行使して会社の方針に口を挟みます。彼には最近検察から捜査の手が伸びています。影響力を使って私腹を肥やしたという容疑のようです。
会社の財務内容に目を向けると、それはもう悲惨としか形容のできない状態。バランスシートは債務超過だし、毎年の損益は黒字化の目処なんて到底立たないくらい末期的な赤字体質です。前経営陣の下で、固定資産投資(ハコモノ)に励んだツケが回ったとも言われますが、現経営陣がいくら努力してもどうやら改善の見込みはなさそうです。
夏には株主総会が予定されていて、返り咲きをもくろむ旧経営陣と現経営陣との間で血みどろの争いが繰り広げられると言われています。
会社の外の状況を見回せば、競合はどんどん力をつけていて、業界2位の座は中国株式会社というところに奪われてしまいました。この先も、ひょっとしたら業界内での地位は低下の一途をたどるかもしれません。
どうでしょう?この状況を見れば、とても「安定していて安心」なんて間の抜けた発言などできません。むしろ、「こんな難局を乗り切るための挑戦に武者震いしている」くらいのチャレンジ精神に富んだ人材をこそ、求められているのです。
アントレプレナー精神に富んだ挑戦者が、公務員試験の門をたたく日が来ることを願いますが、ちょっと難しいでしょうね。