○○なければ生きていけない。△△なければ生きていく価値がない。

有名な言葉ですね。調べてみたら、レイモンド・チャンドラーの名作ハードボイルド小説に登場する私立探偵フィリップ・マーロウの台詞だそうです。

強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく価値がない。
If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.

最近、人が学ぶということについて考えています。学ぶという行為はとても素晴らしいもので、人間の人生を大きく変えてしまう可能性を持っています。それでも、学ぶこと、勉強することに対して全ての人が必ずしもポジティブな姿勢で取り組んでいるわけではない。
なぜだろう?と何時間も考えました。そこでたどりついた一つの解は、「楽しさ」でした。
ビジネスでもそうですし、自分自身の成長にしてもそうでしょう。「これをきちんとやればきっとうまくいく」とわかっている活動であっても、それが艱難辛苦を伴う悲壮感に満ちた”作業”になったとき、人は努力するエネルギーを失ってしまいます。
世の中では、悲壮感に満ちた努力の果てに成功をつかんだ人達の物語について、ことさらにその「苦労」や「辛さ」を取り上げて礼賛します。でも、僕は違ったアプローチで人は成功することができると思います。
それが、「楽しさ」。
仕事でも勉強でも、「楽しさ」というスパイスを加えることで、人は無限のエネルギーを得ることができるし、悲壮感の中で「戦う」よりもずっと高いところまで登っていくことができる。今はそんな確信を持っています。
冒頭の名言を少し変えてみました。

学ばなければ生きていけない。楽しくなければ学ぶ価値がない。