モノを失くす

ここ数日、いくつかの大事なものを失くしました。心の中の大事なもの、とかいうことではなく、物質的なモノを。
一昨日に失くしたのがお気に入りの万年筆。LAMYのアルスターというアルミ製のシリーズで、仕事用に使っていたもの。決して万年筆としては高級品ではありませんが、その軽やかな使い心地とスマートな外観が気に入っていました。昨日使おうと思ってカバンの中を探してみると、ない。立ち寄ったお店に確認してみても、いまだ見つからず。
続いて失くしたのが、ノートPCレッツノートのACアダプタ。本体を修理に出している間に、アダプタがなくなってしまいました。本体が返ってきたというのに、充電できない。
「整理するなどということは簡単だ。置いておく場所を決め、使ったらその場所に戻す。ただそれだけ。」という言葉を聞いたことがあります。確かにその通り。整理なんて簡単だし、もとあったところに戻すのだから、失くすわけがない。そう、そうなんです。でもこれができない。
普段あまり使わないもので、置いておいた場所すら忘れてしまって失くすというのならまだしも、毎日のように使っていたものを失くすというのはココロへのダメージが大きいですね。責任はすべて自分にあるし迷惑を蒙るのは自分なのだけれど、だからこそやるせない気持ちが湧いて来ます。そして、それに追い討ちをかけるのが「探す」という行動。探しても見つからない、というのを繰り返すたびに、ココロが磨り減っていくようで。
こうした痛みの予防策は、おそらく「持ち物を少なくする」ということなのだと思います。シンプルライフ、ですね。我が家には相変わらずモノが溢れていて、シンプルライフからは程遠い状況ですが、頭の片隅においておくべき価値観として、”シンプルライフ=持たざる生活”を挙げておきたいものです。