iPhone体験がもたらすもの

6月末にiPhoneを購入しました。3GSが発売されたのを機に。当初の目的は以下の通り。

1.携帯からGoogle Calenderを使いたい(Web版と同期)
2.携帯からPOPメールの送受信がしたい
3.ちょっとゲームとかもできたら楽しいだろう

実際に使ってみて1カ月あまり、当初の目的を達成できたことはもちろん大きいけれど、それ以上に大きなものをiPhone体験はもたらしてくれています。Softbank孫社長が、ソフトバンクモバイル社の幹部全員にiPhoneを使うことを義務付けた上で、「彼ら自身にとって、またソフトバンクモバイルの成長にとって重要」との認識を示したことからもわかるとおり、それほどに「劇的」なのがこのiPhone体験。
思いつくままに、iPhone購入後に変化したことを綴ってみる。

1.写真を撮る量が激増した。1か月で約500枚を携帯で撮影。
2.動画を撮る量が激増した。
3.写真・動画を撮影後すぐにWebで共有するようになった (写真=facebookへ、動画=YouTubeへ)
4.ネットへの接続時間が数倍になった。(ちょっとした待ち時間などのスキマ時間にも、Webでニュースやショッピング)
5.Twitterなど新しいコミュニケーションツールを導入した(すぐにiPhone用のアプリが開発されるため、導入がきわめて容易)

もちろん、これだけの「増えた」がある以上、一方で「減った」もあるけれど、それらはいずれももともとあまり価値のなかった時間(テレビや何もしていない時間など)だったと思う。
ネットという「向こう側」と常に接続され、情報を「取る」「共有する」「発信する」が瞬時にできるという環境に身を置くこと。これがiPhone体験の一つの本質。これまでPCを通じて行われていたことが、生活時間のほとんどをともにする携帯電話というツールに実装されたことは、実際にその環境に身を置いた僕たちを大きく変えてしまう可能性を秘めている。