ミステリに浸かる
年末から正月にかけて、読書はすべて小説、それもミステリを読むと決めていました。その誓いを見事に果たして6冊を読了。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/08/05
- メディア: 文庫
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- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2002/02/10
- メディア: 文庫
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- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2003/08
- メディア: 文庫
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それぞれ1日ずつで読み終えてしまい、当然気になるのは2刊同時に出版された新刊書。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/10/23
- メディア: 単行本
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- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/10/23
- メディア: 単行本
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ミステリ小説をあまり読まない僕にとっては、ミステリ=「トリックを楽しむもの」」というイメージがあるのですが、どうやら最近のミステリ小説は違うようですね。
殺人・トリックという要素はもちろん重要な部分を占めてはいるものの、殺人という衝撃的行動に至るまでの人間の行動・心理・感情の動きや、それを惹起する現実世界のさまざまな出来事。その哀しさにスポットライトを当てている。
時として悲恋小説のような切なさを覚えさせられるのは、きっとそうした物語の展開によるものなのでしょう。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/11/29
- メディア: ハードカバー
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自分の力では立ち向かいようのない「大きな力」の前にどんどんと追い詰められていく主人公。そこには、ハリウッド的な楽観論やヒーロイックな爽快感を一切排除した冷徹な物語展開が待っています。映画化されるかもな、と思わされるスケールの大きな一冊でした。