故障

ヘルニアを経験した腰の具合がここ数週間よろしくなかったのですが、それをあまり考慮しないでランニングをしたら今度は膝を痛めました。
かかりつけの整体の先生にも、腰がこんな状態であまり体の間接に負担のかかる運動をすると、腰以外の部位に影響が出る、と警告されていたのだけれど、それが現実になった形。しまった・・・という感じです。
人間の体というのはよくできていて、腰の間接(たとえば椎間板)に不具合が出ていて荷重に耐えられないとなると、その周辺の筋肉を使って腰の間接を守るんだそうです。ところが、筋肉はやっぱり疲労してしまうので、そんな状態が長く続くと今度は筋肉が固くこわばって機能しなくなってしまう。
腰の場合は、まず腹筋でカバー、腹筋がダメなら次は腸腰筋(ちょうようきん)、それでもダメなら大腿筋・・・と「代替」と呼ばれる作用を繰り返していく。いわばバッファですね。そのバッファが尽きてなくなったとき、ついに筋肉で支え切れなくなった加重が間接にかかってしまう。
それでもまだ人体はすごい。一番症状の重い腰に加重をかけないように、間接第一号としてその負担を受けるのは膝、そして足首・・・。傷を負った大将を守るために次々と敵の攻撃に倒れていく将兵のごとく・・・です。
僕の場合は上記でいうところの膝まで来たわけで、言うまでもなく下半身の筋肉はすでにカチカチになっています。
当面は筋肉の硬直をほぐし、腰から下の体のメンテナンスをすることにします。