ファシリテーション
ファシリテーションについて勉強することを最近テーマにしました。といってもまだ本を1冊読んだだけ。このほかにも何冊か仕入れてあるので、基礎的な理解を得るまでにはまず至りたい、と。
- 作者: 森時彦
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2007/09/29
- メディア: 単行本
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トップダウンで引っ張っていく強烈なリーダーシップの形が馴染まなくなってきた昨今の組織。星野リゾートの星野社長がおっしゃるように、「戦略の巧拙以上に、まず組織のメンバーの共感を得られるビジョン・戦略であるかどうか」が事業成功の鍵を握るようになってきています。
リーダー一人が強烈なビジョンを抱き、それにフォロワーが遮二無二ついていく、という組織のあり方は、近年のビジネスパーソンの働き方との親和性が低いと言わざるをえません。自分自身の成長のためにその会社にとどまるという「成長志向型」社員と、波風なく大きな苦労もなく日々が過ぎ行けばいいという「隠居型社員」(ともに僕の勝手な命名)が大勢を占める現状で、「No pain, No gain(痛みなくして成功なし)」、「いいからオレについて来い」と叫んだところで、心からリーダーに賛同する真のフォロワーが現れる確率は低いと言わざるをえません。世の中には痛みがなくても成長できる会社はある(と思っている)し、好き好んで苦労したいとも思わない、それがメンバー側の言い分でしょう。
それでは、フォロワーを真のフォロワーたらしめる心構えを作るにはどうしたらいいのか?それへのヒントが上述の「共感」であり、その技術としてのファシリテーションなのではないかと僕は考えたわけです。まだ勉強が浅く何とも言えませんが、当面はこの思考を深めてみたいと思っています。良書・アイデアなどありましたら、ぜひお寄せください。