休日と仕事メールのエトセトラ

先日読んだ本の著者は、休暇中(週末・長期休暇を問わず)にも仕事のメールをチェックして返信することを勧めていました。理由は、
・休暇明けにオフィスに戻った際に、メールの処理で膨大な時間をとられ混乱する事態を回避できる
・メールに返信をしないことでプロジェクトが遅るといったデメリットを回避できる
というもの。
休暇中であっても1日に1回程度メールをチェックする時間を確保することで、休暇明けの忙しい時期に貴重な時間をメール処理で奪われたり、大切なプロジェクトの進捗が止まったりする危険を回避できるということです。
全く異論はないのですが、やっぱり違和感はありますよね。休暇で訪れたリゾートで、仕事のメールをチェックして返信を書く気分になるんだろうか?と。遊ぶときは遊ぶ、OnとOffを切り替える、そんな言葉が脳裏をよぎります。
僕自身も、これまで休暇中は仕事のことは考えないことにしていました。「自分がいなくても会社は動いていく」という考えに立ち、とにかく遊ぶぞ!と。
ところが、実際はそううまく脳は機能してくれません。プールサイドで寝転がっていても、何か会社でトラブルが発生していないか、自分の仕事で何か重要な連絡が来ていないかといったことが気になってしまう。そんな悲しい生き物なんですね、人間は。というか、日本人は・・・。
それならば、上記の本の著者のように「1日1回チェックする」と決めてしまう方が心の健康にとってはプラスなのではないか、という気がしてきます。1日15分を投じることで、残りの時間は完全に遊びに没頭できる。そう考えれば、仕事メール@リゾート、というのもアリなのかもしれません。そこにネット環境があるかどうかは別として・・・。