記憶は連鎖だ!

実は昨年の9月ごろから、マンツーマン英会話のGABAに行っています。普段仕事でもあまり英語を使う機会がないので、このまま放っておくと本当に話せなくなりそうな危機感を感じたのが一つの理由。
もう一つの理由は、そういったレッスンは必ず予約制でアポイントをとるわけで、仕事を早く終えて帰ったり早起きしたりするインセンティブになると考えたため。人間は怠惰な生き物ですから、「行かないとお金が勿体無い」といった状況に追い込まれないと、ズルズルと会社で仕事をしてしまったり、朝起きられなかったりする。それを何とか食い止める外的強制力を手に入れようと思ったわけです。
というわけで、本日も朝から行ってきました。7時45分からのレッスンを受ければ、平日でも9時過ぎには出社できるのでノープロブレム。
なぜこんなことを書いているかといえば、今朝のインストラクターから聞いた話が興味深かったため。彼はどうやら記憶術にハマっているらしく、いろいろと記憶にまつわる話をしてくれたうえで、こんなノウハウを明かしてくれました。

脳の第一言語はビジュアルイメージ。それも、とびっきりワイルドなイメージをすることで、記憶は定着しやすくなる。それから、脳は連鎖・連想の回路でできているから、物事をリンクさせて記憶するといい

そして彼はおもむろに10個の言葉を紙に書きました。1飛行機、2木、3封筒、4イヤリング、5バケツ、6歌う、7バスケットボール、8サラミ、9星、10鼻。
で、これを今すぐ順番どおりに覚えろというわけです。「ムリムリ〜」と答えると、彼は「連鎖だ!」と叫びます。そう、それぞれをリンクさせて覚えるんだ、と。それもワイルドなイメージで。彼の言うワイルドなイメージとはこんな感じ。
「飛行機の座席に、一つ残らず木が座っている ⇒ 封筒の中に10メートルの大木を突っ込む ⇒ 封筒からイヤリングがわんさか飛び出す ⇒ バケツいっぱいのイヤリング ⇒ バケツが大声で歌ってる ⇒ バスケットボールも一緒に歌っている ⇒ サラミソーセージと一緒にバスケをする ⇒ 夜空に目をこらしたら、サラミの形をした星があった ⇒ 気づいたら、鼻の形が星型になっていた。」
世にもバカバカしい空想です。真面目な顔で座って書いている僕自身も恥ずかしくなってきます。
でも、レッスンから12時間以上が経過した今でも、この順番を克明に僕が覚えていられるのは間違いなくこのバカバカしいイメージのおかげ。彼の言う通り、ワイルドなイメージとリンクが記憶の鍵なのです。