身近な冬の風景

山に紅葉を見に行きたいなあ、と思っているうちに、いつの間にか東京の街路にも紅葉の姿。すっかり冬の風景が見られるようになっていました。

思えばもう11月も終わり。先週の半ばからは、まさに「身を切るような」寒さを感じる日も増えてきました。
空も、夕暮れ時になるとすっかり「冬」を感じさせる表情を見せるようになっています。

空の表情なんていうと何だか非科学的なように聞こえますが、冬の気圧配置や気温・湿度の影響で雲の輪郭が薄くなったりと、きちんと気象学的に説明のつくものなのだそうです。地球のメカニズムというのは本当に不思議なものですね。

近所にある播磨坂の公園。坂の上から差す夕陽を浴びて、オレンジ色に染まる桜の木がとてもきれいでした。家から徒歩1分。こんなところでも、冬の気配を肌身に感じることができる。カメラを持って外に出ると、こうしたことへのアンテナがとても鋭敏になるのがいい。
photo : Ricoh GR-DIGITAL