旅の始まり 青空の下のChristchurch

出発直前までいろいろなバタバタに追われつつ、何とかスーツケースに荷物を詰め込んで空港へと向かった15日の夕方。飛行機に乗る頃には、もうすっかり外は真っ暗でした。疲れが体の底から染み出してくるような感覚にうとうととしながらも、食事時にはビールとワイン。国際線は、そう、飲み放題なのだから・・・。
知らぬ間に眠りに落ち、気づいたときには既に機外はオレンジ色の明け方の空。

窓越しにレンズを向けても、大してキレイには写らないだろうななどと思っても、ついシャッターを切ってしまうのがこの「翼と空」の光景。何度も同じ写真を撮っている気がするけれど、何度でもまた撮ってしまうから不思議です。

今回の旅の出発点はニュージーランド第三の都市Christchurch。前日までずっと降り続いていたという雨がすっかり上がり、僕達が到着した頃には素晴らしい青空を見せてくれていました。第三の都市といっても、人口は30万人ちょっと。全国の人口が400万人ほどというニュージーランドだけに、こじんまりとした「都会」です。

小高い丘に登ると、街の全体が見渡せます。前方を海、後方を雪をかぶった山脈に囲まれた美しい街、それがCristchurchでした。これはNZ滞在中の全てに言えることですが、空の青さがとても印象的。日本では見ることのできない「濃いブルー」が天空を覆い、強い日差しを投げかけています。
※ちなみに、ニュージーランドは南米チリに次いで世界で2番目に南極に近い国。南極上空にできたオゾンホールの影響で、紫外線は日本の7倍の強さです。外にいるとあっという間に日焼けしてしまうし、目を痛めてしまうのでサングラスも必需品

街の中心に立つ大聖堂。石造りの建物と青い空が見事で、「観光ガイドみたいな写真になるな」とわかっていながらもつい・・・。

徒歩でほとんど街中を見て歩くことができるくらいにコンパクトなChristchurch。あまり実用的ではないのですが、観光用に「トラム」という路面電車が走っていました。料金が高く乗ろうとは思わなかったけれど、こういう風景を持った街というのはやはりいいですね。