逗子で合宿

もうかれこれ1ヶ月近く前のことになってしまいましたが、逗子に自転車合宿に行ってきました。5月にロードバイクを買った友人たちとともに。気の合うの仲間と泊りがけで自転車の旅。何だかのんびりしていていい響きでしょう?

ところが・・・その日の湘南は猛暑中の猛暑。照りつける日差しがどんどんと体力を奪っていきます。走っている間は風を感じているのでまだマシですが、休憩や信号で止まったりしたらもう大変。滴り落ちる汗を拭うこともできず、ひたすら太陽を恨めしく眺めるだけでした。
自転車のベストシーズンは春と秋。そんな常識を破って真夏に海へ、というプランでしたが、あえなくロングライドは断念。「のんびり休みながら行こう。身体を大切にしよう」と方針転換。そう、こんな暑さでのハードな運動は命取りですから。

鎌倉までは輪行で出かけ、そこから海沿いを走って江ノ島へ、さらに先に進んでエボシ岩のあたりまで走ります。鎌倉の由比ガ浜江ノ島海水浴場はとにかくすごい人。周囲のコンビニにも水着姿の男女がやたらとウロウロしていて、ある種異様なムードです。
宿泊地は逗子。あまり先へ進んでは戻れなくなってしまう、と適当なところで切り上げて鎌倉・逗子方面へ引き返し、宿にチェックインした頃には夕焼けが訪れていました。

この日の夕陽の美しさは、本当に息を呑むほど。部屋のベランダに出てシャッターを切りました。沈み行く太陽が真ん丸に空に映え、ゆったりと地平線にその姿を隠していく様は、地球が動いているという当たり前の事実を教えてくれる、そんな気がします。
一夜明け、翌日はすっかりグルメツアー。葉山まで移動して「葉山食堂」さんにお邪魔します。

小さな村落の一軒家といった佇まいのこの食堂。座席数はほんの10席ほど。葉山牛の手作りハンバーグが有名なのだそうで、随分前から「一度は行きたい」と考えていたお店。というわけで、しっかりといただきました、ハンバーグ!

これは・・・絶品でした。いつまでも、何口でも食べ続6けていたいと思わせてくれる柔らかさ、ジューシーさ。一番オーソドックスなデミグラスソースでいただきましたが、このソースも素晴らしかった。どこにでもある家庭料理のような雰囲気でありながら、その味たるや「これぞ名店」と思わせてくれる旨さ。もう一回食べたい!

photo : OLYMPUS E-410 with ZUIKO DIGITAL 14-42mm F/3.5-5.6