航空会社とマイルについて思うこと

今回の夏休み企画を立案するにあたり、行き先の選定についで考慮したのは航空会社。そう、私はANAカードの持ち主なのでした。当然のことながら、ANAまたはANAの加盟するスターアライアンスメンバーの航空会社を選択してマイルを貯めたい!という欲望が渦巻いているわけです。

そこらの商店のポイントカードには目もくれず、すぐに捨ててしまう僕ですが、このマイルというやつにはどうも惹かれてしまう。「旅」のロマンを想起させるものだし、普段めったに乗らない、そして「高い」というイメージのつきまとう航空機の利用がタダになってしまうという特典に負けてしまっているのです。
それに、クレジット機能付きのマイレージカードを持つことで貯まっていくショッピングマイルというのが病みつきになる大きな原因。100円の買い物で1マイルといった具合に、普段のクレジットカードでの買い物でマイルを貯めていくことができる。これなら、普段めったに飛行機を利用しない僕のような人間でも大丈夫。あぁ、航空会社の巧みな戦術に・・・。
マイルの恐ろしさというのは、それが一人の(この場合、僕の)消費行動にすら変更を迫るという点。マイルを貯めたいという欲求にドライブされる形で、「現金よりもカードで」「他のカードではなくANAカードで」といったように、マイル欲に向かって支払形態が収斂されていってしまう。やがては、マイルを貯めるためにモノを買う、なんていう本末転倒な現象ガ・・・ということはありえないけれど。
結論から言えば、今回の旅行では「行き先の選択」を優先したためにフィリピン航空というスターアライアンス外の航空会社を使うことになり、マイル欲に打ち勝つ(?)ことに成功したわけですが、このマイルという不思議な仮想通貨には、これからも悩まされることになりそうです。