稀なる晴天

祝日だった16日、朝起きてみると空が青く澄んでいました。ここのところ休日はずっと雨か曇りだったので、居ても立ってもいられず、カメラと文庫本1冊をカバンに入れて自転車に。行き先は特になかったけれど、休日の朝の皇居周りを走ってみようということで、いつものコース。
休日の朝7時、道路は心なしか車の量が少なめ。それに、まだ太陽も地上を厳しく攻め立てるような熱を放ってはいない時間帯。たまに吹き抜ける涼しい風に癒されながら、「急がないこと」というルールを自分に課して、写真を撮りながらゆっくり走りました。

後楽園の観覧車、コンバージョンレンズ(18mm)を付けたGR-Digitalを向けると、小気味よく周辺が歪んで、面白い写真になりました。GRの特色のひとつはこの空の青さだけれど、この日は特に格別。空の雲にも動きがあって、ずっと見ていても飽きません。とはいえそこは白山通り。大きな車がビュンビュンと横を走り抜けていくので、さすがに長居は無用・・・。

皇居前の芝生。まだ7時過ぎだというのに、もう寝転んで寝ている人がいる・・・。もしや、夜から・・・なんて想像をしながら、空と緑の対照が鮮やかだったので、地面に這いつくばって一枚。周囲に人の目が少ない朝方ならではの撮影(?)でしょうか。

皇居の周りを一周走って広場に戻ってくると、空には徐々に雲が出始めていました。うっすらと、地球を包んでいるような雲。決して重苦しい感じではなく、薄いヴェールのような雲。こちらもはやり、見ていて飽きない。ベンチに腰掛けて水を飲みながら、20分くらいずっと見ていました。
朝食も摂らずに走っていたのでそろそろお腹も空いてしまい、帰路に就くことに。小石川に戻り、道すがらの伝通院に立ち寄りました。

朝7時から8時半までの朝の散歩がこれで終了。走行距離約20km。汗を拭き拭きモスバーガーで朝食を食べて、充実した朝の時間が終わりました。こう考えてみると、天気さえよければ平日にこれをやってもいいんだな〜、なんて想像をしながら。
photo : Ricoh GR-Digital