岩と滝 軽井沢の風景

blogの更新がしばらくストップ。ゴールデンウィーク明けの一週間が過ぎました。心の重さに愕然とした月曜日・火曜日。少し社会に適応してきた水曜日。軽やかに過ごした木・金曜日、といったところでしょうか。
さて、そんな一週間を過ごす前に眺めた景色を少しご紹介します。
軽井沢は浅間山に抱かれた土地。活火山である浅間山は、今も噴煙を上げて元気一杯です。溶岩が作り出した奇景・鬼押し出しに行って来ました。

奇岩の中に立つ赤鬼。いかにも地獄を彷彿とさせる風景ですが、その手には金棒ならぬ「家内安全」。鬼も味方にしてご利益をいただいてしまおうという日本人の柔軟な心根の表れですね。ここには鬼だけでなく、なぜか大量の帽子を売っている屋台があったり(火山灰よけ?)、キティちゃんグッズを扱っている店があったりと、中国で訪れた万里の長城を懐かしく思い出すような雰囲気が広がっていました。

土産物屋は別にして、この鬼押し出し園の中はかなり凄いものでした。何せ、ところどころに「避難所」と書かれたコンクリート製の筒が置いてあります。そう、浅間山が爆発したら、とりあえずこの筒の中に隠れていなさい、と。そんな風景が全く冗談には見えないほど、周囲には巨大な溶岩から作られた岩・岩・また岩。
園内を散策する道も数kmに及んでおり、老人・子供はお断りといったような峻険な道もあったりするから恐ろしい。ここではすっかり日焼けと疲労を授かって、ありがたく次の場所へ。
    
鬼押し出し園から少し軽井沢側に戻ったところにある「白糸の滝」。全国のいろいろなところにある気がするこの「白糸の滝」。父曰く「ここのはしょぼい。」それでも、カメラのファインダーから覗く滝の姿には凛としたものを感じました。明と暗、光を浴びて輝く滝と、暗く沈んだ岩間を激しく通り抜けていく滝の姿です。
photo : Nikon D200 with TOKINA DX 12-24mm F/4 (上2枚)
                    AF-S VR Zoom Nikkor 24-120mm F/3.5-5.6 (下2枚)