真夜中の映画館 静かなる高揚

昨日は休日当番で出社。ゴールデンウィークのド真ん中で当然のことながらほとんど問い合わせなどなく、自分の仕事をしたり読書に励んだりで朝8時から夜9時の13時間を消費しました。4連休の中心日をこんな形で使い果たしてしまう(もちろん代休はあるけれど)のは何とも悔いが残るような気がして・・・。

夜10時に帰宅後、行って来ました「ユナイテッドシネマズとしまえん」。我が家から片道10km程度にあるこの映画館、特長はなんといってもレイトショーの存在です。夜9時前後の「レイトショー」に加えて、12時前後に始まる(つまり終了は終電後になる)「スーパーレイトショー」まで用意されています。これが素晴らしい。終わるのが終電後ですから、どんなに封切り直後の話題作であっても、空いている館内でゆったりと観ることができるんです。
我が家から、大塚⇒目白⇒落合⇒練馬を経ての10kmあまり。自転車で走る夜の街はなかなか快適です。5月の夜の空気、時おり駆け抜けるようにひんやりとした風に出会いながら、決して寒くはない。視界が狭い分スピード感があり、安全を考慮して20km前後で走っても存分にロードバイクの跳ぶような感触を味わうことができます。

真夜中の映画館の前に自転車を止め、チケットを買います。夜中の映画館。人影はまばらで、休日の昼間に出会う喧騒とは無縁の世界です。静かであれながら、映画の前の独特の高揚感に包まれて。何ともいいものです。自転車で駆けてきた清清しさも少し手伝って、幸せな気分になります。向かうはもちろんポップコーンの売店。

キャラメルポップコーンとコーラ(映画のときはなぜか必ずコーラを飲んでしまう・・・)を購入。いざシアターへ。今日は、ブラッド・ピット主演「BABEL」を観ます。終了予定は2時半過ぎ。20時間を越える長い一日だったけれど、疲れはなし!

photo : Ricoh GR-Digital